ストレージ接続ホストのネットワークの設定 - iSER over InfiniBand

InfiniBand OFEDドライバ スタックではiSERとSRPの両方を同じポートで同時に実行できるため、追加のハードウェアは必要ありません。

開始する前に

ネットアップ推奨のOFEDをシステムにインストールしておきます。詳細については、NetApp Interoperability Matrix Toolを参照してください。

手順

  1. ホストでiSCSIサービスを有効にして開始します。
    Red Hat Enterprise Linux 7、8(RHEL 7、RHEL 8)
    # systemctl start iscsi
    # systemctl start iscsid
    # systemctl enable iscsi
    # systemctl enable iscsid
    SUSE Linux Enterprise Server 12、15(SLES 12、SLES 15)
    # systemctl start iscsid.service
    # systemctl enable iscsid.service
  2. IPoIBネットワーク インターフェイスを設定します。
    1. 使用するInfiniBandポートを特定します。各ポートのハードウェア アドレス(MACアドレス)を記録します。
    2. InfiniBandネットワーク インターフェイス デバイスの永続的な名前を設定します。
    3. 特定したIPoIBインターフェイスのIPアドレスとネットワーク情報を設定します。

      必要なインターフェイス設定は、使用するオペレーティング システムによって変わる可能性があります。具体的な実装方法等については、ベンダーが提供するオペレーティング システムのドキュメントを参照してください。

    4. ネットワーク サービスを再起動するか、各インターフェイスを手動で再起動して、IBネットワーク インターフェイスを起動します。次に例を示します。
      systemctl restart network 
    5. ターゲット ポートへの接続を確認します。ネットワーク接続を設定するときに設定したIPアドレスにホストからpingを実行します。
  3. サービスを再起動してiSERモジュールをロードします。
  4. /etc/iscsi/iscsid.confでiSCSI設定を編集します。
    node.startup = automatic replacement_timeout = 20
  5. iSCSIセッションを設定します。
    1. InfiniBandインターフェイスごとにiface構成ファイルを作成します。
      注: iSCSI ifaceファイルのディレクトリの場所は、オペレーティング システムによって異なります。Red Hat Enterprise Linuxを使用している場合の例を次に示します。
      iscsiadm -m iface -I iser > /var/lib/iscsi/ifaces/iface-ib0
      iscsiadm -m iface -I iser > /var/lib/iscsi/ifaces/iface-ib1
      
    2. 各ifaceファイルを編集して、インターフェイス名とイニシエータIQNを設定します。各ifaceファイルで次のパラメータを設定します。
      オプション
      iface.net_ifacename インターフェイス デバイス名(例:ib0)。
      iface.initiatorname ワークシートに記録したホスト イニシエータIQN。
    3. ターゲットへのiSCSIセッションを作成します。

      セッションの作成には、SendTargets検出を使用する方法を推奨します。ただし、この方法は一部のオペレーティング システム リリースで機能しません。

      注: RHEL 6.xまたはSLES 11.3以降では方法2を使用してください。
    • 方法1 - SendTargets検出:ターゲット ポータルのIPアドレスの1つに対してSendTargets検出メカニズムを使用します。これにより、ターゲット ポータルごとにセッションが作成されます。
      iscsiadm -m discovery -t st -p 192.168.130.101 -I iser
      
    • 方法2 - 手動での作成:ターゲット ポータルのIPアドレスごとに、適切なホスト インターフェイスiface設定を使用してセッションを作成します。次の例では、インターフェイスib0がサブネットAにあり、インターフェイスib1がサブネットBにあります。次の変数については、ワークシートに記録した値を指定します。
      • <Target IQN> =ストレージ アレイのターゲットIQN
      • <Target Port IP> =指定したターゲット ポートに設定されているIPアドレス
      # Controller A Port 1
      iscsiadm -m node -target <Target IQN> -I iface-ib0 -p <Target Port IP> -l -o new
      # Controller B Port 1
      iscsiadm -m node -target <Target IQN> -I iface-ib0 -p <Target Port IP> -l -o new
      # Controller A Port 2
      iscsiadm -m node -target <Target IQN> -I iface-ib1 -p <Target Port IP> -l -o new
      # Controller B Port 2
      iscsiadm -m node -target <Target IQN> -I iface-ib1 -p <Target Port IP> -l -o new
      
  6. iSCSIセッションにログインします。
    セッションごとに、iscsiadmコマンドを実行してセッションにログインします。
    # Controller A Port 1
    iscsiadm -m node -target <Target IQN> -I iface -ib0 -p <Target Port IP> -l
    # Controller B Port 1
    iscsiadm -m node -target <Target IQN> -I iface -ib0 -p <Target Port IP> -l
    # Controller A Port 2
    iscsiadm -m node -target <Target IQN> -I iface -ib1 -p <Target Port IP> -l
    # Controller B Port 2
    iscsiadm -m node -target <Target IQN> -I iface -ib1 -p <Target Port IP> -l
    
  7. iSER / iSCSIセッションを検証します。
    1. ホストでのiSCSIセッションのステータスを確認します。
      iscsiadm -m session
      
    2. アレイからiSCSIセッションのステータスを確認します。SANtricity System Managerで、[ストレージ アレイ] > [iSER] > [iSCSI セッションの表示 / 終了]を選択します。

タスクの結果

iSCSIサービスが実行されている場合、OFED / RDMAサービスの開始時にデフォルトでiSERカーネル モジュールがロードされます。iSER接続のセットアップを完了するには、iSERモジュールをロードする必要があります。現在、これにはホストのリブートが必要です。