IPv6ステートレス アドレス自動設定とは何ですか?

ステートレス自動設定を使用すると、ホストはアドレスやその他の設定情報をサーバから取得しません。IPv6のステートレス自動設定には、リンクローカル アドレス、マルチキャスト、近接探索(ND)プロトコルなどの機能があります。IPv6では、アドレスのインターフェイスIDが基盤のデータ リンク レイヤ アドレスから生成されます。

ステートレス自動設定とステートフル自動設定は、相互に補完しあう機能です。たとえばホストはステートレス自動設定を使用して自身のアドレスを設定できますが、その他の情報はステートフル自動設定を使用して取得します。ステートフル自動設定を使用すると、ホストはサーバからアドレスやその他の設定情報を取得できます。IPv6は、ネットワーク上のすべてのIPアドレスを一度に再設定する方法も定義します。IPv6は、ネットワーク上のデバイスがIPアドレスやその他のパラメータをサーバなしで自動的に設定する方法を定義します。

ステートレス自動設定を使用する場合、デバイスは次の手順を実行します。

  1. リンクローカル アドレスを生成 – デバイスがリンクローカル アドレスを生成します。このアドレスは、10個のビットと続く54個のゼロ、さらに64ビットのインターフェイスIDで構成されます。
  2. リンクローカル アドレスが一意であるかどうかをテスト – 生成されるリンクローカル アドレスがローカル ネットワークでまだ使用されていないことをテストして確認します。デバイスがNDプロトコルを使用して近接要求メッセージを送信します。これに応えて、ローカル ネットワークがネイバー通知メッセージをリスンします。このメッセージは別のデバイスがすでにこのリンクローカル アドレスを使用していることを示すものです。すでに使用されている場合は、新しいリンクローカル アドレスの生成が必要となるか、自動設定が失敗して別の方法を使用しなければならなくなります。
  3. リンクローカル アドレスを割り当て – 一意であることのテストに合格すると、デバイスは自身のIPインターフェイスにリンクローカル アドレスを割り当てます。リンクローカル アドレスは、ローカル ネットワークでの通信には使用できますが、インターネット上では使用できません。
  4. ルータにアクセス – ノードは、設定を続行するための詳細情報を取得するためにローカル ルータへのアクセスを試みます。具体的には、ルータから定期的に送信されるルータ通知メッセージをノードがリスンするか、または次に必要な作業をルータに問い合わせるルータ要求メッセージをルータに送信します。
  5. ノードに指示 - ルータが自動設定の続行方法をノードに指示します。あるいは、ルータがグローバル インターネット アドレスを決定する方法をホストに通知します。
  6. グローバル アドレスを設定 - ホストがグローバルに一意なインターネット アドレスを自身に設定します。通常このアドレスは、ルータからホストに提供されるネットワーク プレフィックスから形成されます。