RAID 1、RAID 5、またはRAID 6のボリューム グループでは、データ保護を強化するために、ホット スペアをスタンバイ ドライブとして割り当てることができます。これらのボリューム グループのいずれかでドライブに障害が発生すると、障害が発生したドライブのデータがホット スペアに再構築されます。
開始する前に
- RAID 1、RAID 5、またはRAID 6のボリューム グループを作成する必要があります (ホット スペアはプールには使用できません。プールでは、データ保護用に各ドライブ内のスペア容量を使用します)。
- 次の条件を満たすドライブが使用可能な必要があります。
- 未割り当てで最適ステータス
- ボリューム グループ内のドライブと同じメディア タイプ(SSDなど)
- ボリューム グループ内のドライブと同じインターフェイス タイプ(SASなど)
- ボリューム グループ内のドライブの使用容量以上の容量
タスク概要
このタスクでは、[ハードウェア]ページからホット スペアを手動で割り当てる方法について説明します。推奨される適用範囲は、ドライブ セットごとにホット スペア2つです。
注意:
ホット スペアは初期セットアップ ウィザードから割り当てることもできます。ホット スペアがすでに割り当てられているかどうかは、[ハードウェア]ページにピンクで表示されるドライブ ベイで確認できます。
手順
- [ハードウェア]を選択します。
- 図にコントローラが表示された場合は、[シェルフ前面を表示]をクリックします。
図の表示が切り替わり、コントローラではなくドライブが表示されます。
- ホット スペアとして使用する未割り当てのドライブ(グレー表示)を選択します。
ドライブのコンテキスト メニューが開きます。
- [ホット スペアの割り当て]を選択します。
ドライブがセキュリティ有効な場合は、[ドライブの完全消去?] ダイアログ ボックスが表示されます。セキュリティ有効なドライブをホット スペアとして使用するには、まず「Secure Erase(完全消去)」処理を実行してドライブのすべてのデータを削除し、セキュリティ属性をリセットする必要があります。
注意:
データ損失の可能性 – 正しいドライブを選択していることを確認してください。[完全消去]処理の完了後にデータをリカバリすることはできません。
ドライブがセキュリティ有効ではない場合は、[ホット スペア ドライブの割り当ての確認]ダイアログ ボックスが表示されます。
- ダイアログ ボックス内のテキストを確認し、処理を確定します。
[ハードウェア]ページでピンクで表示されるドライブは、ホット スペアとして使用できる状態にあります。
タスクの結果
RAID 1、RAID 5、またはRAID 6のボリューム グループ内のドライブに障害が発生した場合、自動的に冗長性データを使用して、データは障害ドライブからホット スペアへ再構築されます。