ホット スペア ドライブ

ホット スペアは、System ManagerのRAID 1、RAID 5、またはRAID 6のボリューム グループで、スタンバイ ドライブとして機能します。問題なく動作するドライブですが、データは格納されていません。ボリューム グループ内でドライブに障害が発生すると、障害が発生したドライブのデータがホット スペアとして割り当てられているドライブに自動的に再構築されます。

ホット スペアは、特定のボリューム グループ専用ではありません。ストレージ アレイ内で障害が発生したどのドライブにも使用できますが、ホット スペアとドライブで次の属性が同じである必要があります。

ホット スペアの識別方法

ホット スペアは、初期セットアップ ウィザードで、または[ハードウェア]ページから割り当てることができます。ホット スペアが割り当てられているかどうかを確認するには、[ハードウェア]ページに移動して、ピンクで表示されているドライブ ベイを探します。

ホット スペアの適用方法

ホット スペアは次のように適用されます。

ホット スペア ドライブの容量に関する考慮事項

保護対象のドライブの合計容量以上の容量があるドライブを選択します。たとえば、8GiBの容量が設定されている18GiBドライブがある場合は、9GiB以上のドライブをホット スペアとして使用できます。通常は、ストレージ アレイ内で最大のドライブの容量以上の容量がないドライブは、ホット スペアとして割り当てないでください。

注: 同じ物理容量のホット スペアがない場合は、ドライブの「使用容量」がホット スペア ドライブの容量以下であれば、容量の少ないドライブをホット スペアとして使用してもかまいません。

メディアとインターフェイス タイプに関する考慮事項

ホット スペアとして使用するドライブは、保護対象のドライブと同じメディア タイプおよびインターフェイス タイプである必要があります。たとえば、HDDドライブをSSDドライブのホット スペアとして使用することはできません。

セキュリティ対応ドライブに関する考慮事項

セキュリティ対応ドライブ(FDEやFIPSなど)は、保護対象のドライブにセキュリティ機能があるかどうかにかかわらず、ホット スペアとして使用できます。ただし、セキュリティ対応でないドライブは、セキュリティ機能のあるドライブのホット スペアとしては使用できません。

セキュリティ有効ドライブをホット スペアとして使用するよう選択すると、完全消去を実行してから続行するようにSystem Managerから求められます。完全消去では、ドライブのセキュリティ属性はセキュリティ有効ではなくセキュリティ対応にリセットされます。
注: ドライブ セキュリティ機能を有効にし、その後セキュリティ対応ドライブで構成されるプールまたはボリューム グループを作成すると、それらのドライブはセキュリティ有効になります。読み取りおよび書き込みアクセスは、正しいセキュリティ キーが設定されたコントローラからしか実行できません。この追加のセキュリティ機能により、ストレージ アレイから物理的に取り外されたドライブ上のデータへの不正アクセスを防止できます。

推奨されるホット スペア ドライブの数

初期セットアップ ウィザードを使用してホット スペアを自動的に作成した場合、System Managerでは、特定のメディア タイプおよびインターフェイス タイプのドライブ30本ごとに1つのホット スペアが作成されます。それ以外の場合は、ストレージ アレイ内のボリューム グループ間でホット スペア ドライブを手動で作成できます。