ボリュームの再配置は、ボリュームを優先コントローラ所有者に戻すために実行します。通常、ホストとストレージ アレイの間のデータ パスに問題が生じた場合、マルチパス ドライバがボリュームを優先コントローラ所有者から移動します。
ホストにマルチパス ドライバがインストールされていないボリュームを再配置する場合は、再配置処理実行中のボリュームに対するI/O処理をすべて停止して、アプリケーション エラーを回避する必要があります。
ホストのマルチパス ドライバのほとんどは、優先コントローラ所有者へのパスで各ボリュームへのアクセスを試みます。ただし、この優先パスが使用できなくなると、ホストのマルチパス ドライバは代替パスにフェイルオーバーします。このフェイルオーバーにより、ボリュームの所有権が代替コントローラに切り替わることがあります。フェイルオーバーの原因となった状況を解決すると、一部のホストではボリュームの所有権が優先コントローラ所有者に自動的に戻りますが、場合によっては手動でのボリュームの再配置が必要になります。
System Managerによって、選択したボリュームが優先コントローラ所有者に移動されます。または、[ボリュームの再配置は不要です]ダイアログ ボックスが表示されます。