非同期ミラーリング機能が同期ミラーリング機能と本質的に違う点は、非同期ミラーリングは特定の時点におけるソース ボリュームの状態をキャプチャし、前回のイメージ キャプチャ以降に変更されたデータのみをコピーする点です。
同期ミラーリングでは、プライマリ ボリュームの状態がある時点でキャプチャされるのではなく、プライマリ ボリューム上で行われたすべての変更がセカンダリ ボリュームに反映されます。同期ミラーリングではプライマリ ボリュームに書き込みが行われるたびにセカンダリ ボリュームにも書き込みが行われるため、セカンダリ ボリュームはどの時点においてもプライマリ ボリュームと同一です。プライマリ ボリュームで行われた変更でセカンダリ ボリュームが更新されるまで、ホストは書き込みが成功したという確認応答を受信しません。
非同期ミラーリングでは、リモート ストレージ アレイとローカル ストレージ アレイは完全には同期されません。そのため、ローカル ストレージ アレイの損失によってアプリケーションをリモート ストレージ アレイに移行する必要がある場合、一部のトランザクションが失われる可能性があります。
ミラーリング機能間の比較
非同期ミラーリング | 同期ミラーリング |
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レプリケーション方法 | |
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リザーブ容量 | |
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通信 | |
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距離 | |
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