Eシリーズ システムには、ストレージ プロビジョニングとその他のタスクを行うためのSANtricityソフトウェアが搭載されています。
SANtricityソフトウェアは次の管理インターフェイスで構成されています。
System ManagerはWebベースの管理ソフトウェアで、各コントローラに組み込まれています。ユーザ インターフェイスにアクセスするには、ブラウザでコントローラのIPアドレスを指定します。セットアップ ウィザードを使用してシステムを設定できます。
System Managerは、次のような各種管理機能を提供します。
パフォーマンス |
I/Oレイテンシ、IOPS、CPU使用率、スループットなどのパフォーマンス データを最大30日分表示します。 |
ストレージ |
プールまたはボリューム グループを使用してストレージをプロビジョニングし、アプリケーション ワークロードを作成します。 |
データ保護 |
Snapshot、ボリューム コピー、リモート ミラーリングを使用してバックアップやディザスタ リカバリを実行します。 |
ハードウェア |
コンポーネントのステータスをチェックし、コンポーネントに関連する機能(ホット スペア ドライブの割り当てなど)を実行します。 |
アラート |
ストレージ アレイで発生する重要なイベントを管理者に通知します。Eメール、SNMPトラップ、syslogを通じて送信できます。 |
アクセス管理 |
ユーザ認証を設定し、ユーザがシステムにログインする際に割り当てられたクレデンシャルの入力を求めます。 |
システム設定 |
その他のシステム パフォーマンス機能(SSDキャッシュや自動ロード バランシングなど)を設定します。 |
サポート |
診断データを表示し、アップグレードを管理します。また、ストレージ アレイの健全性を監視してテクニカル サポートに自動ディスパッチを送信するAutoSupportを設定します。 |
Unified Managerは、ドメイン全体の管理に使用するWebベースのソフトウェアです。E2800 、 EF280 、 EF300 、 E5700 、 EF570 、 EF600 など、すべての新しい E シリーズおよび EF シリーズアレイのステータスをまとめて表示できます。選択した複数のストレージ アレイに対してバッチ処理を実行することもできます。
Unified Managerは、Web Services Proxyとともに管理サーバにインストールされます。Unified Managerにアクセスするには、ブラウザを開き、Web Services ProxyがインストールされているサーバのURLを入力します。
Unified Managerは、次のような各種管理機能を提供します。
ストレージ アレイの検出 |
組織のネットワークで管理対象のストレージ アレイを検索および追加します。単一のページですべてのストレージ アレイのステータスを確認できます。 |
起動 |
System Managerのインスタンスを開き、特定のストレージ アレイについての管理操作を個別に実行します。 |
設定のインポート |
アラート、AutoSupport、ディレクトリ サービスなどの設定を1つのストレージ アレイから複数のアレイに一括でインポートします。 |
ミラーリング |
2つのストレージ アレイ間の非同期ミラー ペアまたは同期ミラー ペアを設定します。 |
グループの管理 |
ストレージ アレイを管理しやすくするためにグループにまとめます。 |
アップグレード センター |
複数のストレージ アレイのSANtricity OSソフトウェアをアップグレードします。 |
証明書 |
複数のストレージ アレイについて、証明書署名要求(CSR)の作成、証明書のインポート、既存の証明書の管理を行います。 |
アクセス管理 |
ユーザ認証を設定し、ユーザがUnified Managerにログインする際に割り当てられたクレデンシャルの入力を求めます。 |
Web Services Proxyは、新規および従来のEシリーズ アレイを数百台規模で管理できるRESTful APIサーバです。WindowsサーバまたはLinuxサーバに別途インストールされます。
Web Servicesには、REST APIと直接やり取りできるAPIドキュメントが含まれています。WebサービスAPIのドキュメントにアクセスするには、ブラウザを開き、Web Services ProxyがインストールされているサーバのURLを入力します。
コマンドライン インターフェイス(CLI)は、ストレージ アレイを設定および監視できるソフトウェア アプリケーションです。CLIを使用すると、DOSのC:プロンプト、Linuxのオペレーティング システム パス、Solarisのオペレーティング システム パスなど、オペレーティング システムのプロンプトからコマンドを実行できます。