Web Servicesの概要

インストールと設定を開始する前に、Web ServicesとSANtricity Unified Managerの概要について説明します。

Web Services

Web Servicesは、ネットアップのEシリーズおよびEFシリーズのストレージ システムを設定、管理、監視するためのアプリケーション プログラミング インターフェイス(API)です。API要求を発行することで、Eシリーズ ストレージ システムの設定、プロビジョニング、パフォーマンス監視などのワークフローを実行できます。

Web Services APIを使用してストレージ システムを管理するには、次の知識が必要になります。

実装

Web Servicesには2種類の実装があります。
  • 組み込み:NetApp SANtricity 11.30以降のバージョンを実行するE2800 / EF280ストレージ システム、SANtricity 11.40以降のバージョンを実行するE5700 / EF570ストレージ システム、およびSANtricity 11.60以降のバージョンを実行するEF600ストレージ システムには、各コントローラにRESTful APIサーバが組み込まれています。インストールは不要です。
  • プロキシ:SANtricity Web Services Proxyは、WindowsサーバまたはLinuxサーバに別途インストールするRESTful APIサーバです。このホストベースのアプリケーションでは、数百台規模の新旧のNetApp Eシリーズ ストレージ システムを管理できます。一般に、ストレージ システムが10台を超えるネットワークではプロキシを使用します。プロキシは、多数の要求を組み込みのAPIよりも効率的に処理できます。

中核となるAPIはどちらの実装でも使用できます。

次の表は、プロキシ バージョンと組み込みバージョンの比較です。

考慮事項 プロキシ 組み込み
インストール ホスト システム(LinuxまたはWindows)が必要です。プロキシは、ネットアップ サポート サイトまたはDockerHubからダウンロードできます。 インストールや有効化は必要ありません。
セキュリティ

デフォルトで最小限のセキュリティ設定が適用されます。

セキュリティ設定が低いため、開発者はAPIをすばやく簡単に使用できます。必要に応じて、組み込みバージョンと同じセキュリティ プロファイルを適用できます。

デフォルトで高いセキュリティ設定が適用されます。

セキュリティ設定が高くなっているのは、APIがコントローラ上で直接実行されるためです。たとえば、HTTPアクセスは許可されないほか、HTTPSについてもSSLや古いTLSの暗号化プロトコルはすべて無効です。

一元管理 1台のサーバからすべてのストレージ システムを管理します。 組み込み先のコントローラのみを管理します。

Unified Manager

プロキシ インストール パッケージには、E2800、E5700、EF600などのEシリーズおよびEFシリーズの新しいストレージ システムの設定が可能な、WebベースのインターフェイスであるUnified Managerが含まれています。

Unified Managerでは次のバッチ処理を実行できます。
  • 複数のストレージ システムのステータスをまとめて表示
  • ネットワーク内の複数のストレージ システムを検出
  • 1つのストレージ システムから複数のシステムに設定をインポート
  • 複数のストレージ システムのファームウェアをアップグレード