NetApp HCIには、 管理トラフィック、ストレージ トラフィック、および仮想化トラフィック(仮想マシンとvMotionのトラフィックを含む)の少なくとも3つのネットワーク セグメントが必要です。仮想マシンとvMotionのトラフィックを分けることもできます。これらのネットワーク セグメントは、通常、NetApp HCIネットワーク インフラ内で論理的に分離されたVLANとして存在します。
これらのネットワークにコンピューティング ノードとストレージ ノードを接続する方法は、ネットワークをどう設計するか、およびノード間をどのようにケーブル接続するかによって異なります。このガイドで使用するネットワーク図は、次のネットワークに基づいています。
ネットワーク名 | VLAN ID |
---|---|
管理 | 100 |
ストレージ | 105 |
vMotion | 107 |
仮想マシン | 200, 201 |
NetApp HCIノードで使用されるすべてのスイッチ ポートに、ネイティブVLANとして使用可能なネットワーク セグメントを設定することを推奨します。これにより、自動での検出および設定が可能になります。このガイドのネットワーク構成例では、この目的で管理ネットワーク(VLAN ID 100)を共有しています。
NetApp Deployment Engineを使用すると、初期導入時にコンピューティング ノードとストレージ ノードのネットワークを簡単に設定できます。vCenterや管理ノードなどの一部の組み込みの管理コンポーネントは、必要に応じて専用のネットワーク セグメントに配置することができます。これらのネットワーク セグメントには、vCenterや管理ノードがストレージおよびコンピューティングの管理ネットワークと通信できるようにするためのルーティングが必要です。ほとんどの環境では、これらのコンポーネントは同じ管理ネットワーク(この例ではVLAN ID 100)を使用します。