クラウドネイティブのOracleデータベースをリストアする
寄稿者
データ損失が発生した場合は、データファイル、制御ファイル、またはその両方をリストアして、データベースをリカバリできます。
-
必要なもの *
Oracle 21cデータベースがstarted状態の場合、リストア処理は失敗します。データベースをリストアするには、次のコマンドを実行する必要があります。
cp -f <ORACLE_HOME>/jdbc/lib/ojdbc8.jar /opt/NetApp/snapcenter/spl/plugins/sco/lib ojdbc8-8.jar
-
手順 *
-
をクリックします
リストアするデータベースに対応して、*詳細の表示*をクリックします。
-
をクリックします
リストアに使用するデータ・バックアップに対応して、*リストア*をクリックします。
-
Restore Scopeセクションで、次の操作を実行します。
状況 手順 データ・ファイルだけをリストアする場合
[すべてのデータファイル]を選択します。
制御ファイルだけをリストアする場合
「制御ファイル」を選択します
データ・ファイルと制御ファイルの両方をリストアする場合
[すべてのデータファイル]および[制御ファイル]を選択します。
制御ファイルを含むデータファイルのリストアや制御ファイルのみのリストアは、ASMレイアウトのiSCSIではサポートされていません。 また、[強制的にインプレースリストア]チェックボックスをオンにすることもできます。
SANレイアウトでは、SnapCenter Plug-in for OracleがASMディスクグループ上にOracleデータファイル以外の外部ファイルを検出すると、接続リストアとコピーリストアの方法が実行されます。外部ファイルには、次のタイプが1つ以上ある可能性があります。
-
パラメータ
-
パスワード
-
アーカイブログ
-
オンラインログ
-
ASMパラメータファイル。
[強制インプレースリストア]オプションは、パラメータ、パスワード、アーカイブ・ログ・タイプの外部ファイルを上書きします。[強制的にインプレースリストア*]オプションを選択した場合は、最新のバックアップを使用する必要があります。
-
-
リカバリ範囲セクションで、次の操作を実行します。
状況 手順 最後のトランザクションまでリカバリする場合
[ * すべてのログ * ] を選択します。
特定の System Change Number ( SCN )までリカバリする場合
[システム変更番号まで(Until System Change Number)]*を選択し、SCNを指定します。
特定の日時にリカバリする
[ * 日付と時刻 * ] を選択します。
リカバリが不要である場合
「 * リカバリなし * 」を選択します。
選択したリカバリ範囲の[アーカイブ・ログ・ファイルの場所*]フィールドでは’リカバリに必要なアーカイブ・ログが格納されている場所を任意で指定できます
リカバリ後にデータベースを読み取り/書き込みモードで開く場合は、チェックボックスを選択します。
-
「次へ」をクリックして詳細を確認します。
-
[* リストア ] をクリックします。
-
制限
-
表領域とPDBのリストアなど、きめ細かなリストアはサポートしていません
-
一部のディスクグループに外部ファイルが含まれている場合は、In Placeリストア方式とConnect and Copyリストア方式の両方が使用されます。ただし、両方の方法を同時に使用したリストアの実行はサポートされていないため、リストア処理は失敗します。データベースはマウントされた状態のままになります。データベースを手動でオープン状態にする必要があります。
外部ファイルがあるために表示されないエラーメッセージは、既知の問題 が原因で、UIのジョブページに表示されません。SANのリストア前の段階でエラーが発生した場合は、コネクタログで問題 の原因 を確認します。