iSCSI IPアドレスをリセットします
reset iscsiIpAddressコマンドは、リモートストレージアレイのIPアドレスをリセットして、ローカルストレージアレイとの接続を再確立します。
サポートされているアレイ
このコマンドは、一部制限付きで個々のストレージアレイを環境 接続します。E2700またはE5600のアレイに対して実行する場合は、制限はありません。
このコマンドは、E2800、E5700、EF600、およびEF300のプラットフォームではサポートされていません。 |
ロール
このコマンドをE2800、E5700、EF600、またはEF300ストレージアレイに対して実行するには、Storage Adminロールが必要です。
コンテキスト(Context)
このコマンドを使用して、リモートストレージアレイのiSCSI IPアドレスが変更されたこと、および更新が必要であることをローカルストレージアレイに通知できます。
iSCSI接続と非同期ミラーリング関係を確立する際、ローカルおよびリモート両方のストレージアレイは、リモートストレージアレイのIPアドレスを非同期ミラーリング構成に保存します。iSCSIポートのIPアドレスが変わると、そのポートを使用しようとしているリモートストレージアレイで通信エラーが発生します。
IPアドレスが変更されたストレージアレイは、iSCSI接続を介してミラーリングするように設定された非同期ミラーグループに関連付けられている各リモートストレージアレイにメッセージを送信します。このメッセージを受け取ったストレージアレイは、リモートターゲットのIPアドレスを自動的に更新します。
IPアドレスが変更されたストレージアレイがコントローラ間のメッセージをリモートストレージアレイに送信できない場合は、接続問題 のアラートが送信されます。ローカル・ストレージ・アレイとの接続を再確立するには'reset'コマンドを使用します
構文
reset (remoteStorageArrayName="storageArrayName" | remoteStorageArrayWwid=<wwID>) iscsiIpAddress
パラメータ
パラメータ | 説明 |
---|---|
remoteStorageArrayName |
iSCSI IPアドレスをリセットするリモートストレージアレイの名前。ストレージアレイ名は二重引用符("")で囲みます。 |
remoteStorageArrayWwid |
iSCSI IPアドレスをリセットするストレージアレイのWorld Wide Identifier(WWID)。ストレージアレイ名の代わりにWWIDを使用してストレージアレイを識別できます。WWIDは山かっこ(<>)で囲みます。 |
最小ファームウェアレベル
7.84
11.80で、EF600およびEF300アレイのサポートが追加されました。