シックボリュームとシンボリュームの比較
シックボリュームは常にフルプロビジョニングされます。つまり、ボリューム作成時にすべての容量が割り当てられます。シンボリュームは常にシンプロビジョニングされます。つまり、ボリュームにデータが書き込まれるときに容量が割り当てられます。
シックボリュームは、プールまたはボリュームグループから作成できます。シンボリュームはプールからのみ作成でき、ボリュームグループからは作成できません。
SANtricity System Managerには、シンボリュームを作成するオプションはありません。シンボリュームを作成する場合は、コマンドラインインターフェイス(CLI)を使用します。 |
シンボリュームはEF600ストレージシステムでは使用できません。 |
ボリュームタイプ | 説明 |
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シックボリューム |
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シンボリューム |
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シンボリュームの制限事項
シンボリュームでは、次の例外を除いて、シックボリュームと同じ処理がすべてサポートされます。
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シンボリュームのセグメントサイズは変更できません。
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シンボリュームでは読み取り前冗長性チェックを有効にできません。
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シンボリュームはコピーボリューム処理のターゲットボリュームとして使用できません。
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Snapshot処理ではシンボリュームを使用できません。
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シンボリュームの割り当て容量の制限と警告しきい値は、非同期ミラーペアのプライマリ側だけで変更できます。プライマリ側でこれらのパラメータを変更すると、自動的にセカンダリ側に反映されます。