EシリーズLinuxのホストでのフェイルオーバーの設定(NVMe over FC)
ストレージアレイへのパスを冗長化するには、フェイルオーバーを実行するようにホストを設定します。
必要なパッケージをシステムにインストールする必要があります。
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Red Hat ( RHEL )ホストの場合、パッケージがインストールされていることを確認するには、「 rpm -q device-mapper-multipath 」を実行します
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SLES ホストの場合 'rpm -q multipath-tools' を実行してパッケージがインストールされていることを確認します
SLES 12 use Device Mapper Multipath (DMMP) for multipathing when using NVMe over Fibre Channel. RHEL 8, RHEL 9, and SLES 15 use a built-in Native NVMe Failover. Depending on which OS you are running, some additional configuration of multipath is required to get it running properly.
SLES12のデバイスマッパーマルチパス(DMMP)の有効化
デフォルトでは、SLESのDM-MPは無効になっています。以下の手順で、ホスト上でDM-MPコンポーネントを有効にします。
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/etc/multipath.conf ファイルの devices セクションに、 NVMe E シリーズデバイスのエントリを次のように追加します。
devices { device { vendor "NVME" product "NetApp E-Series*" path_grouping_policy group_by_prio failback immediate no_path_retry 30 } }
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システム起動時に起動するように「マルチパス」を設定します。
# systemctl enable multipathd
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現在実行されていない場合は、「マルチパス」を開始します。
# systemctl start multipathd
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「マルチパス」のステータスを確認して、アクティブで実行中であることを確認します。
# systemctl status multipathd
RHEL 8用のネイティブのNVMeマルチパスを設定します
ネイティブの NVMe マルチパスは、 RHEL 8 ではデフォルトで無効になっており、以下の手順で有効にする必要があります。
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ネイティブの NVMe マルチパスをオンにする「 m odprobe 」ルールを設定します。
# echo "options nvme_core multipath=y" >> /etc/modprobe.d/50-nvme_core.conf
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新しい modprobe パラメータを使用して 'initramfs' を再作成します
# dracut -f
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サーバをリブートして、ネイティブの NVMe マルチパスを有効にします
# reboot
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ホストのブート後にネイティブの NVMe マルチパスが有効になっていることを確認します。
# cat /sys/module/nvme_core/parameters/multipath
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コマンド出力が「 N 」の場合、ネイティブ NVMe マルチパスは無効のままです。
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コマンド出力が「 Y 」の場合は、ネイティブ NVMe マルチパスが有効になり、検出した NVMe デバイスでこのコマンドが使用されます。
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RHEL 9およびSLES 15では、ネイティブのNVMeマルチパスはデフォルトで有効になっており、追加の設定は必要ありません。 |