ユースケース 2: クラウドからオンプレミスへのバックアップと災害復旧
このユースケースは、下の図に示すように、クラウドベースの分析データをオンプレミスのデータセンターにバックアップする必要がある放送業界の顧客に基づいています。
シナリオ
このシナリオでは、IoT センサー データがクラウドに取り込まれ、AWS 内のオープン ソース Apache Spark クラスターを使用して分析されます。要件は、処理されたデータをクラウドからオンプレミスにバックアップすることです。
要件と課題
このユースケースの主な要件と課題は次のとおりです。
-
データ保護を有効にしても、クラウド内の本番環境の Spark/Hadoop クラスターのパフォーマンスには影響しません。
-
クラウド センサー データは、効率的かつ安全な方法でオンプレミスに移動され、保護される必要があります。
-
オンデマンド、瞬時、クラスター負荷が低い時間など、さまざまな条件下でクラウドからオンプレミスにデータを転送する柔軟性。
解決策
顧客は、Spark クラスターの HDFS ストレージに AWS Elastic Block Store (EBS) を使用して、Kafka を介してリモート センサーからデータを受信して取り込みます。したがって、HDFS ストレージはバックアップ データのソースとして機能します。
これらの要件を満たすために、 NetApp ONTAP Cloud が AWS に導入され、Spark/Hadoop クラスターのバックアップ ターゲットとして機能する NFS 共有が作成されます。
NFS 共有が作成されたら、HDFS EBS ストレージからONTAP NFS 共有にデータをコピーします。データがONTAP Cloud の NFS に保存された後、 SnapMirrorテクノロジーを使用して、必要に応じてクラウドのデータをオンプレミスのストレージに安全かつ効率的にミラーリングできます。
この画像は、クラウドからオンプレミス ソリューションへのバックアップと災害復旧を示しています。