データ保持、ETL、および期間
OnCommand Insight Data Warehouseでは、抽出、変換、読み込み(ETL)プロセスで取得したデータが、データマートやデータの時間単位に基づいて、さまざまな期間にわたって保持されます。
Performanceデータマートおよび時間単位(ボリュームおよび内部ボリューム)
OnCommand Insight Data Warehouseでは、1時間ごとの平均値、1時間ごとの最大値、および1日の各時間(24個のデータポイント)のアクセスビットが14日間記録されます。アクセスビットはブール値で、1時間のインターバルの間にボリュームがアクセスされた場合はtrue、アクセスされなかった場合はfalseになります。前日の24個のデータポイントはすべて、その日の最初のETLプロセスで取得されます。
ETLプロセスを1時間に1回実行して1時間ごとのデータポイントを収集する必要はありません。1日のうちに追加のETLプロセスを実行しても、OnCommand Insight Serverからパフォーマンス情報が取得されません。
Performanceデータマートおよび日単位(ボリュームと内部ボリューム)
ETLが処理される毎日の平均値が計算され、Data Warehouseに入力されます。1日平均は、前日の24個のデータポイントの要約です。Performanceデータマートには、ボリュームと内部ボリュームの日単位の要約が13カ月間保持されます。
Capacityデータマートおよび日単位
Capacityデータマートは、さまざまな容量ファクトの日単位の測定値を13カ月間提供します。Data Warehouse内の容量ファクトは、ETL前のデバイスの最後のデータソース収集時点の最新情報です。
Capacityデータマートおよび月単位
Data Warehouseには、日単位の容量データが13カ月間保持されます。13カ月のしきい値に達すると、容量データが月単位で集計されます。月単位のデータは、月の代表日である日付によって反映される値に基づいています。
次の表に、月次サマリーに含まれる月次データを示します。
日付 |
月代表値です |
割り当て容量 |
1月1日 |
1(正しい) |
50TB |
1月2日 |
0(False) |
52TB |
… |
… |
… |
1月31日 |
0(False) |
65 TB |
2月1日 |
1(正しい) |
65 TB |
この表を基にした月次レポートには、1月に50TBが割り当てられ、2月に65TBが割り当てられています。1月のそれ以外の容量の値は、月単位の要約には含まれません。
Inventoryデータマート
Inventoryデータマートは履歴データではありません。ETLプロセスが実行されるたびに、Inventoryデータマートが消去されて再構築されます。そのため、Inventoryデータマートから生成されたレポートには、過去のインベントリ設定が反映されません。