vFiler ユニット間でディザスタリカバリ関係を移行する
7-Mode システムのプライマリ vFiler ユニットとセカンダリ vFiler ユニット間のディザスタリカバリ( DR )関係を、クラスタ内のソース SVM とデスティネーション SVM 間のディザスタリカバリ関係に移行できます。
移行プロセスでは、プライマリ vFiler ユニットがソース SVM に、セカンダリ vFiler ユニットがデスティネーション SVM に移行されます。
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プライマリ vFiler ユニットをソース SVM に、セカンダリ vFiler ユニットをデスティネーション SVM に移行します。
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vserver stop コマンドを使用して、デスティネーション SVM を停止します。
デスティネーション SVM で、ボリュームの名前を変更したり新しいボリュームを追加したりしないでください。
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移行した各プライマリボリュームに対して、「 snapmirror create 」コマンドを使用して、対応するセカンダリボリュームとのボリュームレベルの SnapMirror 関係を作成します。
destination_cluster::> snapmirror create -source-path src_vserver:c_vol -destination-path dst_vserver:c_vol -type DP
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「 snapmirror resync 」コマンドを使用して、移行したプライマリボリュームとセカンダリボリューム間のボリュームレベルの SnapMirror 関係を再同期します。
再同期が成功するためには、プライマリボリュームとセカンダリボリュームに共通の Snapshot コピーが存在する必要があります。
destination_cluster::> snapmirror resync -destination-path dst_vserver:c_vol
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「 snapmirror show 」コマンドを使用して、再同期処理が完了し、 SnapMirror 関係が「 SnapMirro 済み」状態であることを確認します。
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「 -identity-preserve 」オプションを「 true 」に設定した「 snapmirror create 」コマンドを使用して、ソース SVM とデスティネーション SVM 間の SVM ディザスタリカバリ関係を作成します。
destination_cluster::> snapmirror create -source-path src_vserver: -destination-path dst_vserver: -type DP -throttle unlimited -policy DPDefault -schedule hourly -identity-preserve true
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「 snapmirror resync 」コマンドを使用して、ソース SVM からデスティネーション SVM を再同期します。
destination_cluster::> snapmirror resync dst_vserver:
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「 snapmirror show 」コマンドを使用して、再同期処理が完了し、 SnapMirror 関係が「 SnapMirro 済み」状態であることを確認します。
destination_cluster::> snapmirror show Progress Source Destination Mirror Relationship Total Last Path Type Path State Status Progress Healthy Updated -------- ---- ------------ ------- -------------- --------- ------- -------- src_vserver DP dst_vserver Snapmirrored Idle - true -