ONTAP メディエーターでの自動計画外スイッチオーバーのサポート
ONTAPメディエーターは、MetroCluster IPノードに関する状態情報を格納するためのメールボックスLUNを提供します。これらの LUN は ONTAP メディエーターと一緒に配置され、 MetroCluster サイトとは物理的に分離された Linux ホストで実行されます。MetroCluster IPノードでは、メールボックス情報を使用してディザスタリカバリ(DR)パートナーの状態を監視し、災害発生時にMediator-Assisted Unplanned Switchover(MAUSO;メディエーターアシスト計画外スイッチオーバー)を実装できます。
MetroCluster FC 構成では、 MAUSO はサポートされません。 |
スイッチオーバーが必要なサイト障害がノードで検出されると、スイッチオーバーに該当する状況であることを確認したうえでスイッチオーバーが実行されます。デフォルトでは、次のシナリオでMAUSOが開始されます。
-
各ノードの不揮発性キャッシュの SyncMirror ミラーリングと DR ミラーリングはどちらも動作しており、障害発生時にキャッシュとミラーが同期されます。
-
サバイバーサイトのいずれのノードもテイクオーバー状態ではありません。
-
サイト災害が発生した場合。サイトディザスタとは、同じサイトで_all_nodesの障害です。
次のシャットダウンシナリオでは、MAUSOは_not_initiatedです。
-
シャットダウンを開始した場合。たとえば、次のような場合です。
-
ノードを停止する
-
ノードをリブート
-
各ONTAP 9リリースで使用できるMAUSO機能について説明します。
先頭のドキュメント | 説明 |
---|---|
ONTAP 9.13.1 |
|
MetroCluster IP構成でMetroCluster自動強制スイッチオーバー機能を有効にするには、 サイト障害検出時のスイッチオーバーは、MetroCluster の自動強制スイッチオーバー機能を有効にすると自動的に実行されます。この機能は、MetroCluster IP自動スイッチオーバー機能を補完するために使用できます。 MetroCluster 自動強制スイッチオーバーを使用する場合のリスクと制限事項
MetroCluster IP構成を自動強制スイッチオーバーモードで動作させると、次の既知の問題によってデータが失われる可能性があります。
注意:記載されていないシナリオが発生する場合があります。ネットアップは、MetroCluster の自動強制スイッチオーバー機能を有効にした場合に発生する可能性があるデータの破損、データの損失、その他の破損について責任を負いません。リスクと制限を許容できない場合は、MetroCluster の自動強制スイッチオーバー機能を使用しないでください。 |