System Manager ONTAP 9.7 以前を使用する場合の LUN を含む FlexVol の操作に関するガイドライン
ONTAP System Manager クラシック( ONTAP 9.7 以前で使用可能)では、 LUN を含む FlexVol を操作する場合、 Snapshot コピーのデフォルト設定を変更する必要があります。LUN のレイアウトを最適化して管理を簡易化することもできます。
Snapshot コピーは、 SnapMirror 、 SyncMirror 、ダンプとリストア、 ndmpcopy など、多くのオプション機能で必要となります。
ボリュームを作成すると、 ONTAP によって次の処理が自動的に実行されます。
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Snapshot コピー用にスペースの 5% をリザーブします
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Snapshot コピーをスケジュールします
ONTAP 内で Snapshot コピーを作成する内部スケジュールメカニズムでは、 LUN 内のデータの整合性が保証されません。したがって、次のタスクを実行して、 Snapshot コピーの各設定を変更する必要があります。
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Snapshot コピーの自動スケジュールを無効にします。
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既存の Snapshot コピーをすべて削除します。
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Snapshot コピー用にリザーブされるスペースの割合をゼロに設定します。
LUN を含むボリュームを作成するときは、次のガイドラインに従う必要があります。
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システムのルートボリュームには LUN を作成しないでください。
ONTAP は、このボリュームを使用してストレージシステムを管理します。デフォルトのルートボリュームは /vol/vol0 です。
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SAN ボリュームを使用して LUN を格納します。
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LUN を含むボリュームには、他のファイルやディレクトリを配置しないようにします。
これができず、 LUN とファイルを同じボリュームに格納する場合は、別個の qtree を使用して LUN を格納します。
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複数のホストが同じボリュームを共有する場合は、そのボリュームに qtree を作成し、同じホストのすべての LUN を格納します。
これは、 LUN の管理と追跡を簡素化するためのベストプラクティスです。
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管理しやすくするために、 LUN およびボリュームに、それらの所有権または使用方法を反映した名前を付けます。
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