制御ファイルおよびアーカイブログファイルの処理について
SnapManager には制御ファイルが格納されており、必要に応じて各バックアップと一緒にアーカイブログファイルも格納されます。アーカイブログファイルはリカバリ処理に使用されます。
データベースは制御ファイルを使用して、データベースファイルの名前、場所、サイズを識別します。制御ファイルはリストアプロセスで使用されるため、 SnapManager の各バックアップには制御ファイルが含まれます。
データベースへの変更はオンライン REDO ログを使用して追跡されます。このログは最終的にアーカイブされ、アーカイブ REDO ログ(またはアーカイブログ)と呼ばれます。SnapManager ( 3.2 以降)を使用すると、保持期間および頻度が異なるデータファイルとアーカイブログファイルを別々にバックアップできます。SnapManager でバックアップを作成できるのは、アーカイブログのみです。または、データファイルとアーカイブログのバックアップを組み合わせることもできます。SnapManager では、アーカイブ・ログを完全に自動管理できます。また、データベース・リカバリ作業を手動で行う必要もなく、バックアップ作成後に 1 つ以上のアーカイブ・ログ・デスティネーションからアーカイブ・ログを削除できます。
バックアップに含まれる表領域とデータ・ファイルを確認するには、 backup show コマンドまたは Backup Properties ウィンドウを使用します。 |
次の表に、 SnapManager による各処理で制御ログファイルとアーカイブログファイルがどのように処理されるかを示します。
[options] = "header"] d
処理のタイプ |
制御ファイル |
アーカイブログファイル |
バックアップ |
各バックアップに含まれています |
各バックアップに含めることができます |
リストア |
リストアは、単独で行うことも、表領域またはデータ・ファイルと一緒に行うこともできます |
リカバリプロセスに使用できます |