resetlogsを行わずにデータベースバックアップをクローニングする
SnapManager では柔軟なクローニングを実行できるため、 resetlogs を使用してデータベースを開かなくても、クローンデータベースを希望の時点に手動でリカバリできます。クローニングされたデータベースを Data Guard Standby データベースとして手動で設定することもできます。
このタスクについて
クローンの作成時に-no-resetlogsオプションを選択すると、SnapManager は次のアクティビティを実行してクローンデータベースを作成します。
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クローン処理を開始する前に、前処理タスクアクティビティを実行します(指定されている場合)
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ユーザ指定の SID を持つクローンデータベースを作成します
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クローニングされたデータベースに対して発行された SQL ステートメントを実行します。
マウント状態で実行できる SQL ステートメントのみが正常に実行されます。
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指定されている場合は、後処理タスクアクティビティを実行します。
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クローン・データベースを手動でリカバリするために必要な作業 *
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マウントパスのアーカイブログファイルを使用して、アーカイブログバックアップをマウントし、クローンデータベースを手動でリカバリします。
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手動リカバリの実行後に'resetlogs'オプションを使用して'リカバリされたクローン・データベースを開きます
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必要に応じて、一時表領域を作成します。
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DBNEWID ユーティリティを実行します。
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クローニングされたデータベースのクレデンシャルに sysdba 権限を付与します。
「-no-resetlogs」オプションを使用してデータベース・バックアップをクローニングする際、SnapManager はクローン・データベースを手動リカバリのためにマウント状態のままにします。
no-resetlogsオプションを指定して作成されたクローンデータベースは、完全なデータベースではありません。したがって、このデータベースに対して SnapManager 処理を実行しないでください。ただし、 SnapManager では処理の実行が制限されません。 |
-no-resetlogsオプションを指定しない場合、SnapManager はアーカイブ・ログ・ファイルを適用し、resetlogsでデータベースを開きます。
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次のコマンドを入力します。
「* SMSAP clone create -profile profile_name[-backup-label_backup_name_|-backup-id_backup_id_id_|current]-newsid_new_sid -clonespec_full_path_to_clonespecfile_ no-resetlogs *
「-no-resetlogs」と「recovery-from-location」の両方のオプションを指定しようとすると、SnapManager ではこれらのオプションを同時に指定できず、「SMSAP-04084:-no-resetlogs」または「-recovery-from-location」のいずれかのオプションを指定する必要があります。
例
smsap clone create -profile product -backup-label full_offline -newsid PROD_CLONE -clonespec prod_clonespec.xml -label prod_clone-reserve -no-reset-logs