Workload Factory におけるデータベース環境の構成分析
Workload Factory for Databases は、データベース構成を定期的に分析して、 Amazon FSx for NetApp ONTAPストレージ上の Microsoft SQL Server および Oracle のデプロイメントに問題があるかどうかを判断します。問題が見つかった場合、Workload Factory は問題の内容を示し、データベース構成で最高のパフォーマンス、コスト効率、ベスト プラクティスへの準拠を実現するために何を変更する必要があるかを説明します。
主な機能は次のとおりです。
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日常的な構成分析
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ベストプラクティスの自動検証
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サイズの適正化に関する推奨事項
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プロアクティブなオブザーバビリティ
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インサイトからアクションへ
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AWS Well-Architected Framework Advisor
適切に設計されたステータス
Workload Factory コンソールのファイルシステム レベルでは、すべての FSx for ONTAPファイルシステムの well-architected ステータスがリストされます。Well-Architected のステータスは、「問題」、「未分析」、または「Well-Architected」に分類されます。Well-Architected ステータスを選択すると、ファイル システム内の Well-Architected ステータス タブにリダイレクトされ、そこで Well-Architected スコア、構成カテゴリ、ファイル システムのすべての構成を確認できます。
適切に設計されたスコア
スコアには現在分析されているすべての構成が含まれ、パーセンテージで表示されます。25%のスコアは、25%のファイルシステム構成が適切に設計されていることを意味します。
構成のカテゴリ
ファイルシステム構成は、AWS Well-Architected Frameworkの次の5つの柱に沿ったカテゴリに分類されています。
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信頼性:システムが停止した場合でも、ワークロードが意図した機能を正しく一貫して実行するようにします。構成例としては、FSx for ONTAPのバックアップがあります。
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セキュリティ:リスク評価とリスク軽減戦略を通じて、データ、システム、資産を保護することに重点を置いています。
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優れた運用性:最適なアーキテクチャとビジネスバリューを提供することに重点を置いています。
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コスト最適化:コストを最小限に抑えながらビジネス価値を提供することを目指しています。
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パフォーマンス効率:リソースを効率的に使用してシステム要件を満たし、需要の変化に応じて最適なパフォーマンスを維持することに重点を置いています。
分析範囲
最適化の範囲は、評価するコンポーネントによって異なります。たとえば、ストレージの最適化はSQLインスタンスレベルで行われ、コンピューティングの最適化はホストレベルで行われます。