OnCommand Insightで使用容量などの動的なデータの更新を無視する時間数を設定することができます。デフォルトの設定は6時間です。この場合、構成の変更がなければ、デフォルトの時間数を経過するまで動的なデータはレポートに反映されません。このオプションを使用すると、動的なデータの変更のみのときは更新が先延ばしされるので、パフォーマンスの向上に役立ちます。
タスク概要
このオプションの値が設定されている場合、
OnCommand Insightでは、次のルールに基づいて動的なデータの更新が行われます。
- 構成の変更がなければ、容量のデータが変わってもデータは更新されません。
- 動的なデータ(設定の変更以外)は、このオプションで指定された時間が経過したあとにのみ更新されます。
- 構成の変更が発生した場合、構成と動的なデータが更新されます。
このオプションの対象となる動的なデータには以下が含まれます。
- 容量の違反に関するデータ
- ファイルシステムの割り当て容量と使用容量
- ハイパーバイザー
- 内部ボリューム
- データの割り当て容量
- データの使用容量
- 重複排除の削減量
- 最終アクセス時間
- 最終Snapshot時間
- その他の使用容量
- Snapshot数
- Snapshotの使用容量
- 合計使用容量
- iSCSIセッションのイニシエータのIP、ターゲット セッションID、およびイニシエータ セッションID
- qtreeのクォータの使用容量
- クォータの使用ファイルと使用容量
- Storage Efficiencyテクノロジ、向上 / 損失、および潜在的な向上 / 損失
- ストレージ プール
- データの使用容量
- 重複排除の削減量
- その他の使用容量
- Snapshotの使用容量
- 合計使用容量
- ボリューム
手順
- Insightのツールバーで、[Admin]をクリックし、[Troubleshooting]を選択します。
- ページの下部にある[Other tasks]領域で、[OnCommand Insight Portal]リンクをクリックします。
- [Advanced]メニューで、[Troubleshooting]リンクをクリックします。
- [Acquisition]ページで、[Ignore dynamic attribute changes for x hours]オプションを選択し、OnCommand Insightで動的なデータを無視する時間数を入力します。
- [Save Settings]をクリックします。
- (オプション)Acquisition Unitを再起動するには、[Restart Acquisition Unit]リンクをクリックします。
Local Acquisition Unitを再起動すると、OnCommand Insightのすべてのデータ ソース ビューがリロードされます。この変更は次回のポーリング時に適用されるため、Acquisition Unitは再起動しなくてもかまいません。