Data Warehouseデータベース(Cognosバックアップも含む)をファイルにバックアップし、あとでData Warehouseポータルを使用してリストアすることができます。バックアップを使用して、別のData Warehouseサーバに移行したり、Data Warehouseの新しいバージョンにアップグレードしたりできます。
手順
- Data Warehouseポータル(https://fqdn/dwh)にログインします。
- 左側のナビゲーション ペインで、[Backup/Restore]を選択します。
- [Backup]をクリックし、バックアップ設定を選択します。
- All Datamarts except Performance Datamart
- All Datamarts
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Data Warehouse でバックアップ ファイルが作成され、ファイル名が表示されます。
- バックアップ ファイルを右クリックし、任意の場所に保存します。
ファイル名は変更しなくてもかまいませんが、Data Warehouseのインストール パス以外の場所に保存してください。
Data Warehouseのバックアップ ファイルには、DWHインスタンスのMySQL、カスタム スキーマ(MySQL DB)とテーブル、LDAP設定、MySQLデータベースにCognosを接続するデータ ソース(データを取得するデバイスにInsight Clientを接続するデータ ソースは除く)、レポートをインポートまたはエクスポートしたタスク、Reportingのセキュリティ ロール、グループ、およびネームスペース、ユーザ アカウント、変更したReportingポータル レポート、および格納場所に関係なくすべてのカスタム レポート([My Folders]ディレクトリに格納されたレポートも含む)がバックアップされます。Cognosのシステム設定パラメータ(SMTPサーバ設定など)とカスタム メモリ設定はバックアップされません。
次のデフォルト スキーマのカスタム テーブルはバックアップされます。
dwh_capacity |
dwh_capacity_staging |
dwh_dimensions |
dwh_fs_util |
dwh_inventory |
dwh_inventory_staging |
dwh_inventory_transient |
dwh_management |
dwh_performance |
dwh_performance_staging |
dwh_ports |
dwh_reports |
dwh_sa_staging |
|
|
|
次のスキーマのカスタム テーブルはバックアップから除外されます。
information_schema |
acquisition |
cloud_model |
host_data |
innodb |
inventory |
inventory_private |
inventory_time |
logs |
management |
mysql |
nas |
performance |
performance_schema |
performance_views |
sanscreen |
scrub |
serviceassurance |
test |
tmp |
workbench |
|
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|
バックアップを手動で開始した場合は、次のファイルを含む.zipファイルが作成されます。
- 日次バックアップの.zipファイル(Cognosのレポート定義を含む)
- レポート バックアップの.zipファイル([My Folders]ディレクトリにあるレポートも含め、Cognosのすべてのレポートを含む)
- Data Warehouseのデータベース バックアップ ファイル
Cognosでは、いつでも実行可能な手動バックアップに加えて、レポート定義を含む日次バックアップ(DailyBackup.zip)が毎日自動的に作成されます。日次バックアップには、製品に付属の最上位のフォルダとパッケージが含まれます。[My Folders]ディレクトリおよび製品の最上位フォルダ以外に作成したディレクトリは、Cognosのバックアップには含まれません。
注:.zipファイル内のファイルのInsightでの命名方法が原因で、一部の解凍プログラムでファイルを開こうとすると空であるというメッセージが表示されることがあります。.zipファイルのサイズが0よりも大きく、拡張子が.badになっていなければ、.zipファイルは有効です。7-ZipやWinZip®など、別の解凍プログラムを使用するとファイルを開くことができます。