アノテーションは環境内のオブジェクトに関連する情報を定義する方法であり、アノテーションに基づいて情報を追跡することができます。たとえば、環境内のデバイスに建物や階数をアノテーションとして追加すれば、データセンターの1階にあるすべてのデバイスを返すクエリを作成できます。
また、特定のデータセンターまたはビジネス エンティティにあるすべてのデバイスを調べ、ほとんどのティア1ストレージを使用しているビジネス エンティティを特定することもできます。これを行うには、OnCommand Insight Clientで、データセンター、ビジネス エンティティ、またはティアのアノテーションをデバイスに割り当てます。そのあとに、選択したユーザ定義のアノテーションをOnCommand InsightからData Warehouseに取り込むことができます。これにより、オブジェクトに割り当てたアノテーション値をカスタム レポートに表示できるようになります。
OnCommand Insightに入力したアノテーションがData Warehouseに取り込まれるようにするには、次の主要なプロセスを実行する必要があります。
これを行うには、OnCommand Insight Severで一時データ(アノテーション値など)が計算されてデータベース テーブルに保存され、Data WarehouseのETLプロセスがデータを読み取れるようになります。アノテーション データは15分ごとに自動更新されますが、それを待たずに強制的に更新することもできます。
オプションを手動で実行するか、またはスケジュールした一時データ実行プロセスが次に実行されるまで待ちます。アノテーションを強制的に更新すると、Data Warehouseをアップグレードすると、データベースをリストアするプロセスでアノテーション ジョブが自動的に実行されます。WildFlyを起動するときにも、アノテーション ジョブが自動的に実行されます。