このトピックでは、環境内のインフラの一部を分析する際に行う手順について説明します。ここで紹介する演習の手順、ビュー、および収集データの例には、仮想コンピューティング オブジェクトを使用しています。環境内の他のアセットを分析する場合の手順も同様ですが、各アセットに固有の適切なカウンタを使用する必要があります。この演習の目的は、データセンター内のアセットの動作を監視および把握する際にInsightで使用する各オプションを理解することです。
個々の分析を行う際にウィジェットを使用することで、インフラ内のこれらのオブジェクトのすべてのビューを1つのダッシュボードで作成できます。ダッシュボードを保存すれば、インフラ上の現在のデータにすばやくアクセスできるようになります。
1つのオブジェクトの動作を観察することで、そのオブジェクトが正常レベルの範囲内で動作しているかどうかを判断できます。
表示されている7日間のうち、ある短い期間にVMのレイテンシが異常に高くなっていることがわかります。
次の手順では、1つのVMの合計レイテンシを、仮想インフラ全体で最も合計レイテンシが高いと報告されている上位10個のVMのものと比較します。
最も合計レイテンシが高い上位10個のVMの値を平均合計レイテンシと比較することで、異常なレイテンシが発生しているVMを特定できます。この情報はVMの負荷を分散する際に役立ちます。
散布図を使用して、オブジェクトごとにデータ セットを2組表示することができます。たとえば、各オブジェクトのIOPS読み取りと合計レイテンシを表示するように指定できます。このグラフを使用すれば、IOPSと合計レイテンシの両方の観点から問題が発生しているオブジェクトを特定できます。
式を使用することで、システム オーバーヘッドによって発生するIOPSなど、Web UIでは提供されない指標を表示することができます。