式の例:システムI/O

式を使用すると、他の指標から計算可能なデータをグラフ化できます。

タスク概要

例2:OnCommand Insightはデータ ソースから多数の指標を収集します。その中に読み取りIOPS、書き込みIOPS、合計IOPSがあります。ただし、収集によって報告されるIOPSの合計数にはシステムIOPSが含まれており、これらはデータの読み取りまたは書き込みとは直接関係のないI/O処理です。このシステムI/OはオーバーヘッドI/Oとも考えられるため、正常なシステムの運用には必要ですが、データの処理には直接関係していません。

これらのシステムI/Oを表示するには、収集によって報告された合計IOPSから読み取りIOPSと書き込みIOPSを差し引きます。この計算式は次のようになります。

  • システムIOPS = 合計IOPS -(読み取りIOPS + 書き込みIOPS)

このデータは、ダッシュボードに折れ線グラフで表示できます。そのためには、次の手順を実行します。

手順

  1. 新しいダッシュボードを作成するか、既存のダッシュボードを編集モードで開きます。
  2. ダッシュボードにウィジェットを追加します。[Line chart]を選択します。
    ウィジェットが編集モードで開きます。デフォルトでは、[Storage]アセットの[IOPS - Total]を示すクエリが表示されます。必要に応じて、別のアセット タイプを選択します。
  3. ボタンをクリックして、クエリのコピーを作成します。
    重複するクエリが元のクエリの下に追加されます。
  4. 2つ目のクエリで、[Convert to Expression]ボタンをクリックします。
    現在のクエリが式モードに変換されます。[Revert to Query]をクリックすると、いつでもクエリ モードに戻ることができます。モードを切り替えるたびにフィールドがデフォルト値に戻るので注意してください。

    ここでは、モードのままにします。

  5. [IOPS - Total]指標が、アルファベット変数フィールド「a」に表示されます。[IOPS - Total]をクリックし、[IOPS - Read]に変更します。
  6. b変数フィールドで、[Select]をクリックして[IOPS - Write]を選択します。
  7. [Expression]フィールドで、各変数に対応する文字を使用して式を作ります。ここでは、単純にa + bと書きます。[Display]セクションで、この式のグラフとして[Area chart]を選択します。
  8. [Label]フィールドに式の名前が表示されます。ラベルを「System IOPS」に変更するか、同様のわかりやすいものにします。
    これで、合計IOPSの折れ線グラフが表示され、その下に読み取りIOPSと書き込みIOPSを組み合わせた面グラフが表示されます。これらの2つのグラフの間が、データの読み取りまたは書き込み処理に直接関係していないIOPSを表します。
  9. [Save]をクリックしてグラフをダッシュボードに保存します。