OnCommand Insightの最近のリリースには、新しいバージョンの異常検出エンジンが含まれている場合があります。ソフトウェアをアップグレードしたあとも異常検出設定データと異常スコア データが保持されるようにするには、次の手順に従います。異常検出のアップグレードが必要かどうかを判断するには、リリース ノートを参照してください。
開始する前に
- システムでOnCommand Insight 7.2以降が実行されている必要があります。
- システムで異常検出エンジンのバージョン1.4.x以降が実行されている必要があります。
タスク概要
注意:この作業を手順どおりに実行しないと、Insight Serverに格納された異常検出設定データや異常スコア データが失われることがあります。
手順
- 異常検出の登録、アプリケーションの監視、異常の履歴などを維持するために、OnCommand Insightの既存のバージョンをバックアップします。
- OnCommand Insight Serverをシャットダウンします。
注意:異常検出ソフトウェアをアンインストールする前にOnCommand Insight Serverをシャットダウンしないと、Insight Serverに格納された異常検出設定データと異常スコア データが失われることがあります。
- 異常検出ソフトウェアをアンインストールします。sudo /usr/bin/oci-prelert-uninstall.sh
「登録解除の失敗」を通知するメッセージが表示されます。このメッセージは無視してかまいません。
- アップグレード プロセスを使用して新しいバージョンのOnCommand Insightをインストールします。
手順については、OnCommand Insightインストレーション ガイドを参照してください。
- OnCommand Insight Serverを再起動します。
アプリケーションによる「監視の失敗」がシステムから通知されます。このエラーは無視してかまいません。
- インストーラが格納されているディレクトリに移動します。cd oci-prelert-<version>-linux-x86_64
- 異常検出ソフトウェアをインストールします。sudo ./oci-prelert-install.sh
異常検出ソフトウェアがOnCommand Insight Serverに登録されます。