OnCommand Insightのアップグレード チェックリスト

以下のチェックリストを使用して、完了した作業をチェックしながらアップグレードの準備を進めることができます。チェックリストに含まれる作業を実行することで、アップグレードで問題が発生するリスクを軽減し、リカバリやリストアにも迅速に対応できます。

アップグレード チェックリスト(必須)

作業 完了
Insightの現在のバージョンが7.0.3より前のバージョンの場合は、7.0.3または7.1にアップグレードしてから最新バージョンにアップグレードする必要があります。

バージョン7.0.3または7.1は、サポート サイトのダウンロード ページから入手できます。

 
すべてのInsight Serverに対してWindowsのローカル管理者権限があることを確認します。この権限はアップグレード プロセスを実行するために必要になります。  
Insight、Data Warehouse、またはRemote Acquisition Unitのサーバを32ビット プラットフォームで実行している場合は、64ビット プラットフォームにアップグレードする必要があります。

Insight 7.x以降、アップグレードは64ビット プラットフォーム版のみになりました。

 
環境内のすべてのサーバについて、ウィルススキャン ソフトウェアを変更または無効にするために必要な権限があることを確認します。

ウィルススキャン ソフトウェアがアクティブな場合に発生するアップグレードの失敗を回避するには、アップグレードの実行時に、Insightのインストール ディレクトリ(disk drive:\install directory\sanscreen)をウィルススキャンの対象から除外する必要があります。すべてのコンポーネントのアップグレードが完了したら、ウィルススキャン ソフトウェアを再アクティブ化してかまいません。ただし、Insightのインストール ディレクトリについては、引き続きスキャンからすべて除外するように設定してください。

 

アップグレード チェックリスト(推奨)

作業 完了
所要時間を考慮して、アップグレードをいつ実施するかを計画します。ほとんどの場合、アップグレードには少なくとも4~8時間かかり、規模が大きくなるほど時間も長くなります。

アップグレードの所要時間は、使用可能なリソース(アーキテクチャ、CPU、およびメモリ)、データベースのサイズ、環境内の監視対象オブジェクトの数によって異なります。

 
アップグレード計画についてアカウント担当者に連絡し、現在インストールされているInsightのバージョンとアップグレードを検討しているバージョンを伝えます。  
Insight、Data Warehouse、およびRemote Acquisition Unitに現在割り当てられているリソースが、アップグレード後も推奨される仕様を満たすことを確認します。すべてのサーバについて、推奨されるサイジング ガイドラインを確認してください。

または、サイジング ガイドラインについてアカウント担当者に相談します。

 
データベースのバックアップおよびリストア プロセスに必要なディスク スペースがあることを確認します。

バックアップおよびリストアのプロセスには、InsightおよびData Warehouseのサーバでバックアップ ファイルに使用されているディスク スペースの約5倍のスペースが必要になります。たとえば、バックアップが50GBであれば、250~300GBの空きディスク スペースが必要です。

 
InsightおよびData Warehouseのデータベースをバックアップする際に、Firefox®またはChrome™のブラウザを利用できることを確認します。

Internet Explorerは、4GBを超えるファイルのアップロードおよびダウンロードで問題が発生することがあるため推奨されません。

 
Insight Serverの<install directory>\SANscreen\wildfly\standalone\tmpから、.tmpファイルを削除します。  
重複したデータ ソースや運用が終了したデータ ソースをInsight Clientから削除します。

運用が終了したデータ ソースや重複したデータ ソースを削除することで、アップグレードの所要時間が短くなり、データ破損の可能性も少なくなります。

 
Insightに付属のデフォルト レポートに変更を加えた場合は、変更したレポートがシステムのアップグレードまたはリストアによって失われないように、別の名前で[Customer Reports]フォルダに保存します。  
自分でまたはプロフェッショナル サービスを通じて作成したカスタムのData Warehouseレポートがある場合は、XML形式でエクスポートして[Customer Reports]フォルダに移動し、バックアップを作成します。バックアップはData Warehouseサーバ以外の場所に保存してください。

上記のフォルダに移動しなかったレポートは、アップグレード プロセスでバックアップされないことがあります。旧バージョンのInsightでは、カスタム レポートや変更したレポートを適切なフォルダに保存していない場合、レポートが失われる可能性があります。

 
IBM Cognos Configurationユーティリティの設定はData Warehouseのバックアップに含まれないため、すべての設定を記録しておき、アップグレードの完了後に再設定する必要があります。このユーティリティは、Data Warehouseサーバのdisk drive:\install directory\SANscreen\cognos\c10_64\bin64ディレクトリにあり、cogconfigwコマンドを使用して実行します。

Cognosの完全なバックアップを実行し、すべての設定をインポートすることもできます。詳細については、IBM Cognosのドキュメントを参照してください。

 
7.0.2からアップグレードする場合は、アップグレードの実行前に、7.0.2の最新のパッチを適用します。パッチを適用してシステムを7日間運用すると、スイッチ ポートのパフォーマンスが低下することはなくなります。パッチ ファイルはテクニカル サポートから入手してください。  

アップグレード チェックリスト(該当する場合)

作業 完了
ブラウザに表示されるセキュリティ警告を解消するために、Insightのインストール時に作成された自己署名証明書を内部の認証局によって署名された証明書で置き換えた場合は、disk drive:\install directory\SANscreen\wildfly\standalone\configurationにあるキーストア ファイルをバックアップし、アップグレードの実行後にリストアします。

これにより、Insightで作成された自己署名証明書が独自の署名入りの証明書で置き換えられます。

 
環境に合わせて変更したデータ ソースがあり、変更内容がアップグレード後のInsightバージョンで有効かどうか不明な場合は、リカバリで問題が発生した場合にトラブルシューティングできるように、disk drive:\install directory\SANscreen\wildfly\standalone\deployments\datasources.warディレクトリのコピーを作成しておきます。  
mysqldumpコマンドライン ツールを使用して、カスタムのデータベース テーブルやビューをすべてバックアップしておきます。

カスタムのデータベース テーブルをリストアする際は、データベースへの特権アクセスが必要です。カスタム テーブルのリストアについては、テクニカル サポートにお問い合わせください。

 
カスタムの統合スクリプト、Insightデータ ソースに必要なサードパーティ コンポーネント、バックアップなど、必要なデータがdisk drive:\install directory\sanscreenディレクトリに保存されていないことを確認します。このディレクトリの内容はアップグレード プロセスで削除されます。

必要なデータが\sanscreenディレクトリに保存されている場合は、別の場所に移動してください。たとえば、カスタムの統合スクリプトを使用している場合は、次のファイルを\sanscreen以外のディレクトリにコピーします。

\install_dir\SANscreen\wildfly\standalone\deployments\datasources.war\new_disk_models.txt