Ethernet Monitoring Unit(EMU)は、ホストからストレージ リソースへのネットワーク トラフィックに関するパフォーマンスのトラブルシューティングを行うために、環境内のネットワーク パケットを調べます。
開始する前に
インストールの前提条件をすべて満たしておく必要があります。
手順
- sudo権限があるアカウントでEMUサーバにログインします。
- インストール ファイルが保存されているサーバのディレクトリに移動し、次のコマンドを入力します。
unzip oci-ethernet-<version>-linux-x86_64.zip
<version>は、ダウンロードしたファイル名に示されているバージョン番号です。
- oci-install.shの構文、コマンド引数、およびパラメータの使用方法を確認することができます。
sudo ./oci-ethernet-<version>-linux-x86_64/oci-install.sh --help
- インストール スクリプトを実行します。
sudo ./oci-ethernet-<version>-linux-x86_64/oci-install.sh
- ライセンス契約を読んで同意します。
- 画面の指示に従います。
- OnCommand Insight Server Name or IP Address:OnCommand Insight Serverを識別するためのホスト名またはIPアドレス。EMUは、この名前 / IPを使用してサーバとの通信リンクを開きます。ホスト名を指定する場合は、DNSを通じて解決できるホスト名であることを確認します。
- Acquisition Unit Name:EMUを識別するための一意の名前。
- OnCommand Insight Secured Remote Acquisition Port (HTTPS):EMUが環境の変更情報をOnCommand Insight Serverに送信するために使用するポート。この設定は、OnCommand Insight Serverのインストール時に入力した値と一致している必要があり、すべてのEMUで同じでなければなりません。
- Ethernet PAS output directory :PAS出力用のフォルダを入力します。
- Ethernet PAS interfaces to monitor :トラフィックの監視対象となるインターフェイスを入力します。
- Enable jumbo packets :お客様の環境でジャンボ パケットを使用している場合、EMUはこれらのパケットを読み取るための大きいパケット バッファを作成します。それ以外の場合、EMUは標準のイーサネット パケット用のメモリ プールを使用します。
必要な項目をすべて入力するとインストールが開始されます。所要時間は約10分で、インストールするアプリケーションによって多少異なります。