使用済みパフォーマンス容量とは

使用済みパフォーマンス容量カウンタは、それ以上ワークロードが増えるとパフォーマンスが低下する可能性があるポイントにノードまたはアグリゲートのパフォーマンスが達していないかどうかを特定するのに役立ちます。また、特定の期間のノードまたはアグリゲートの使用率が高すぎないかどうかを調べることもできます。使用済みパフォーマンス容量は、利用率と似ていますが、特定のワークロードに使用できる物理リソースのパフォーマンス容量に関するより詳しい情報を提供します。

注:パフォーマンス容量のデータは、クラスタ内のノードにONTAP 9.0以降のソフトウェアがインストールされている場合にのみ表示されます。

ノードまたはアグリゲートの利用率とレイテンシ(応答時間)が最適で、効率的に使用されているポイントが、使用済みパフォーマンス容量の最適ポイントとなります。アグリゲートのレイテンシと利用率の関係を示す曲線の例を次の図に示します。



この例では、運用ポイントから、アグリゲートの現在の利用率は50%で、レイテンシは1.0ミリ秒/処理です。アグリゲートからキャプチャされたUnified Managerの統計によると、このアグリゲートでは追加のパフォーマンス容量を利用できます。この例では、最適ポイントは、アグリゲートの利用率が80%で、レイテンシが2.0ミリ秒/処理のポイントです。したがって、このアグリゲートにさらにボリュームやLUNを追加することで、システムをより効率的に使用することができます。

パフォーマンス容量にはレイテンシへの影響が加味されるため、使用済みパフォーマンス容量カウンタの値は「利用率」カウンタの値よりも通常は大きくなります。たとえば、ノードまたはアグリゲートの利用率が70%の場合、使用済みパフォーマンス容量の値はレイテンシの値に応じて80~100%になると想定されます。

ただし、[ダッシュボード/パフォーマンス]ページでは、利用率カウンタの値の方が大きくなることがあります。これは、このダッシュボードには、Unified Managerのユーザ インターフェイスの他のページのような一定期間の平均値ではなく、各収集期間の最新のカウンタの値が更新されて表示されるためです。使用済みパフォーマンス容量カウンタは一定期間のパフォーマンスの平均を確認するのに適した指標であり、利用率カウンタは特定の時点でのリソースの使用状況を確認するのに適した指標です。