QoSポリシー グループ パフォーマンス イベントへの対処

ワークロードのスループット(IOPS、IOPS/TB、またはMBps)がONTAPで定義されているQoSポリシーの設定を超え、ワークロードのレイテンシに影響を及ぼしている場合、Unified ManagerでQoSポリシー警告イベントが生成されます。これらのシステム定義のイベントにより、多くのワークロードにレイテンシの影響が及ぶ前に潜在的な問題に対処することができます。

開始する前に

タスク概要

Unified Managerでは、定義されているQoSポリシーの設定を超えるワークロードが過去1時間の各パフォーマンス収集期間で見つかった場合に、QoSポリシーの違反とみなして警告イベントを生成します。ワークロードのスループットが各収集期間に短時間だけQoSのしきい値を超えることがありますが、Unified Managerのグラフには収集期間全体の「平均」のスループットしか表示されません。そのため、QoSのイベントを受け取った場合でも、グラフではワークロードのスループットがポリシーのしきい値を超えていないように見えることがあります。

System ManagerまたはONTAPコマンドを使用してポリシー グループを管理できます。これには次のタスクが含まれます。
  • ワークロードに対する新しいポリシー グループの作成
  • ポリシー グループ内のワークロードの追加または削除
  • ポリシー グループ間でのワークロードの移動
  • ポリシー グループのスループット制限の変更
  • 別のアグリゲートやノードへのワークロードの移動

手順

  1. [イベントの詳細]ページを表示して、イベントの情報を確認します。
  2. [説明]で、イベントの原因となったしきい値の違反に関する説明を確認します。
    たとえば、「vol1_NFS1の IOPS の値が 1,352 IOPSのため、警告イベントがトリガーされました。ワークロードに潜在的なパフォーマンスの問題があります。」というメッセージは、ボリュームvol1_NFS1でQoS最大IOPSイベントが発生したことを示しています。
  3. [イベント情報]セクションで、イベントが発生した時刻とイベントがアクティブだった時間を確認します。
    QoSポリシーのスループットを共有しているボリュームやLUNの場合は、IOPSまたはMBpsが高い上位3つのワークロードの名前も確認できます。
  4. [システム診断]セクションで、合計平均IOPSまたはMBps(イベントに応じて異なる)を示すグラフ、およびレイテンシを示すグラフの2つを確認します。このように表示することで、ワークロードがQoSの上限に達したときのレイテンシへの影響が大きいクラスタ コンポーネントを特定することができます。
    共有QoSポリシーのイベントについては、上位3つのワークロードがスループット グラフに表示されます。QoSポリシーを共有しているワークロードが4つ以上ある場合、残りのワークロードは「その他のワークロード」カテゴリにまとめて表示されます。また、レイテンシ グラフには、QoSポリシーを共有するすべてのワークロードの平均レイテンシが表示されます。
    アダプティブQoSポリシーのイベントの場合、IOPSおよびMBpsのグラフに表示されるIOPSやMBpsの値は、割り当てられているIOPS/TBのしきい値ポリシーの値をボリュームのサイズに基づいてONTAPで変換した値であることに注意してください。
  5. [推奨される操作]セクションで、推奨される対処方法を確認し、ワークロードのレイテンシの増大を防ぐための処理を判断します。
    [ヘルプ]ボタンをクリックすると、パフォーマンス イベントを解決するための推奨される対処方法に関する詳細を必要に応じて確認できます。