このワークフローでは、ストレージ フェイルオーバー インターコネクト リンクの停止状態をスキャンし、評価して解決する方法の例を示します。このシナリオでは、管理者が、ノードでONTAPバージョンのアップグレードを開始する前にUnified Managerを使用してストレージ フェイルオーバーのリスクがないかをスキャンします。
開始する前に
オペレータ、管理者、またはストレージ管理者のロールが必要です。
タスク概要
無停止アップグレードの実行中に
HAペア ノード間のストレージ フェイルオーバー インターコネクトで障害が発生すると、アップグレードは失敗します。このため、一般的には、管理者がアップグレードの開始前にアップグレード対象のクラスタ ノードでストレージ フェイルオーバーの信頼性を監視して確認します。
手順
- ストレージ フェイルオーバーの問題に関連する最近の可用性イベントの有無を確認するには、[ダッシュボード/概要]ページで[可用性インシデント]セクションと[可用性リスク]リストを調べます。
- ストレージ フェイルオーバーの問題に関連するすべての可用性イベントを詳しく確認するには、次の手順を実行します。
- [ダッシュボード/概要]ページで[可用性インシデント]リンクをクリックします。
[イベント]インベントリ ページに、監視対象クラスタでのイベントがすべて表示されます。
- [イベント]インベントリ ページで、[フィルタ]列の[インシデント]オプションと[リスク]オプションを選択します。
- [イベント]インベントリ ページの[名前]列の最上部で
をクリックし、テキスト ボックスに「*failover」と入力して、表示対象をストレージ フェイルオーバー関連のイベントに限定します。 ストレージ フェイルオーバーの状態に関連する過去のイベントがすべて表示されます。
例
このシナリオでは、Unified Managerの[可用性インシデント]セクションに「ストレージ フェイルオーバー インターコネクトの 1 つ以上のリンクが停止」イベントが表示されます。
- [ダッシュボード/概要]ページまたは[イベント]インベントリ ページに、ストレージ フェイルオーバーに関連するイベントが1つ以上表示された場合は、次の手順を実行します。
- イベント タイトルのリンクをクリックして、そのイベントの詳細情報を表示します。
例
この例では、イベント タイトル「ストレージ フェイルオーバー インターコネクトの 1 つ以上のリンクが停止」をクリックします。
このイベントの[イベントの詳細]ページが表示されます。
- [イベントの詳細]ページで、次のタスクを1つ以上実行します。