トラブルシューティングのサポートを受ける際に、十分な診断情報を含むサポート バンドルを生成し、テクニカル サポートに送信することができます。一部のタイプのデータは、クラスタ リソースを大量に使用したり、完了までに時間がかかったりする可能性があるため、サポート バンドルに含めるデータ タイプと除外するデータ タイプを指定できます。
開始する前に
メンテナンス コンソールにメンテナンス ユーザとしてアクセスする必要があります。
タスク概要
Unified Managerでは、生成されたサポート バンドルのうち最新の2つだけが保持されます。それよりも古いサポート バンドルはシステムから削除されます。
注:Windowsシステムで、コマンドsupportbundle.batを使用したサポート バンドルの生成はサポートされなくなりました。
手順
- メンテナンス コンソールの[Main Menu]で、[Support/Diagnostics]を選択します。
- [Generate Support Bundle]を選択します。
- 次のデータ タイプを、サポート バンドルに含める対象として選択または選択解除します。
- database dump
- MySQL Serverデータベースのダンプ。
- heap dump
- 主要なUnified Managerサーバ プロセスの状態のSnapshot。このオプションはデフォルトでは無効になっており、カスタマー サポートから要求された場合にのみ選択します。
- acquisition recordings
- Unified Managerと監視対象クラスタの間の全通信の記録。
注:すべてのデータ タイプを選択解除しても、それ以外のUnified Managerデータでサポート バンドルが生成されます。
- 「g」と入力し、Enterキーを押してサポート バンドルを生成します。
サポート バンドルの生成ではメモリが大量に消費されるため、この時点でサポート バンドルを生成するかどうかを確認するプロンプトが表示されます。
- 「y」と入力し、Enterキーを押してサポート バンドルを生成します。
この時点でサポート バンドルを生成しない場合は、「n」と入力してEnterキーを押します。
- サポート バンドルにデータベース ダンプ ファイルを含めるように指定した場合は、パフォーマンス統計の対象期間を指定するためのプロンプトが表示されます。パフォーマンス統計の取り込みには多くの時間とスペースが必要になることがあるため、取り込まずにデータベースをダンプすることもできます。
- 開始日を「YYYYMMDD」の形式で入力します。
たとえば、2017年1月1日の場合は「20170101」と入力します。パフォーマンス統計を含めない場合は「n」と入力します。
- 対象とする日数を入力します (指定した開始日の午前12時からの日数)。
1から10までの数値を入力できます。
パフォーマンス統計を含める場合は、収集期間が表示されます。
- [Generate Support Bundle]を選択します。
生成されたサポート バンドルは、/supportディレクトリに配置されます。
終了後の操作
サポート バンドルが生成されたら、SFTPクライアントを使用するか、UNIXコマンドまたはLinux CLIコマンドを使用して、サポート バンドルを取得することができます。Windows環境では、リモート デスクトップ(RDP)を使用してサポート バンドルを取得することができます。
生成されたサポート バンドルの場所は、/supportディレクトリ(VMwareシステム)、/opt/netapp/data/support/(Linuxシステム)、ProgramData\NetApp\OnCommandAppData\ocum\support(Windowsシステム)です。