Unified Managerに関連する一般的な管理ワークフローと管理タスクには、監視対象のストレージ クラスタの選択、データの可用性/容量 / 保護に悪影響を及ぼす状態の診断、保護関係の作成、消失したデータのリストア、Infinite Volumeの設定と管理、診断データのバンドルとテクニカル サポートへの送信(必要時)などがあります。
Unified Managerでは、ストレージ管理者がダッシュボードを表示して管理対象ストレージ クラスタの全体的な容量、可用性、保護の状態の健全性を評価できるほか、発生の可能性がある具体的な問題を突き止めて確認し、診断を行い、解決のための割り当てを行うことができます。
管理対象ストレージ オブジェクトのストレージ容量やデータ可用性、保護の信頼性に影響する、クラスタ、Storage Virtual Machine(SVM)、ボリューム、FlexGroupボリューム、または保護関係に関連した最も重要な問題が、[ダッシュボード/概要]ページのシステム ヘルス グラフおよびイベントに表示されます。重要な問題が特定されると、このページに適切なトラブルシューティング ワークフローをサポートするためのリンクが表示されます。
関連する管理ツール(OnCommand Workflow Automation[WFA]など)が含まれているワークフローにUnified Managerを組み込んで、ストレージ リソースを直接設定できるようにすることもできます。
このドキュメントでは、次の管理タスクに関連する一般的なワークフローについて説明します。
ハードウェア障害やストレージ リソース構成の問題に起因するデータ可用性イベントが[ダッシュボード/概要]ページに表示された場合、ストレージ管理者は、埋め込まれたリンクに従って、該当するストレージ リソースに関する接続情報を確認し、トラブルシューティングのアドバイスを参照し、他の管理者に問題の解決を割り振ることができます。
管理者は、監視対象のストレージ システム リソースのパフォーマンスを監視し、管理することができます。詳細については、『Active IQ Unified Managerワークフロー ガイド - クラスタ パフォーマンス管理』を参照してください。
[ダッシュボード/概要]ページにボリューム ストレージ容量の問題が表示された場合、ストレージ管理者はリンク先を参照して該当するボリュームのストレージ容量に関連する現在と過去の傾向を確認し、トラブルシューティングのアドバイスを参照して、他の管理者に問題の解決を割り振ることができます。
ストレージ管理者は、保護関係を作成して設定したあとに、保護関係に関連する潜在的な問題を[ダッシュボード/概要]ページで確認し、埋め込まれたリンクに従って、保護関係の現在の状態、該当する関係に関する現在と過去の保護ジョブの成果、およびトラブルシューティングのアドバイスを参照し、他の管理者に問題の解決を割り振ることができます。また、SnapMirror関係とSnapVault関係を設定して管理することもできます。
ストレージ管理者は、ストレージ オブジェクトにアノテーションを関連付けることで、ストレージ オブジェクトに関連するイベントをフィルタリングして表示できます。これにより、イベントに関連する問題に優先順位を付けて解決することが可能となります。
ストレージ管理者は、メンテナンス コンソールを使用して、サポート バンドルを取得し、テクニカル サポートに送信することができます。AutoSupportメッセージよりも詳しい診断とトラブルシューティングが必要な問題が発生した場合は、サポート バンドルをテクニカル サポートに送信する必要があります。
ストレージ管理者は、Workflow Automationツールを使用してInfinite Volumeのストレージ クラスの作成、設定、定義を行ったあとに、Unified Managerを使用して、該当のボリュームとそのストレージ クラスを対象とした監視、通知しきい値の設定、データ ポリシーの定義を行うことができます。また、必要に応じて、WFAとUnified Managerを使用してInfinite Volumeに対するデータ保護をセットアップできます。