Unified Managerをインストールする前に、カスタムのホーム ディレクトリを作成し、umadminユーザのパスワードを独自に定義できます。このタスクはオプションですが、サイトによってはUnified Managerのデフォルトのインストール設定とは異なる設定が必要になることがあります。
Unified Managerのインストール時、デフォルト設定では次のタスクが実行されます。
/homeへのアクセスが制限されている一部のインストール環境では、インストールが失敗します。この場合、ホーム ディレクトリを別の場所に作成する必要があります。また、サイトによっては、パスワードの複雑さに関するルールが設定されている場合や、インストール プログラムではなくローカルの管理者が設定したパスワードが必要な場合があります。
インストール環境でデフォルトのインストール設定とは異なる設定が必要な場合は、以下の手順に従って、カスタムのホーム ディレクトリを作成し、umadminユーザのパスワードを定義します。
インストール前にこの情報を定義しておけば、インストール スクリプトで設定が検出され、定義した値がデフォルトのインストール設定の代わりに使用されます。
また、Unified Managerのデフォルトのインストールでは、/etc/sudoers.d/ディレクトリのsudoersファイル(ocum_sudoersとocie_sudoers)にumadminユーザが追加されています。セキュリティ ポリシーや一部のセキュリティ監視ツールに従ってこの項目を環境から削除した場合は、再度追加する必要があります。Unified Managerの一部の処理ではsudo権限が必要なため、sudoersの設定を維持する必要があります。
Unified Managerメンテナンス ユーザのsudo権限をセキュリティ ポリシーで制限しないでください。制限した場合、一部のUnified Manager処理が失敗します。インストールの完了後にumadminユーザとしてログインして、次のsudoコマンドを実行できることを確認します。sudo /etc/init.d/ocie statusこのコマンドからocieサービスの適切なステータスが返されれば問題ありません。
Unified Managerのインストールが完了したら、umadminユーザのログイン シェルを指定する必要があります。