データの継続性収集サイクルは、リアルタイムのクラスタ パフォーマンス収集サイクル(デフォルトでは5分間隔)以外のパフォーマンス データを収集します。データの継続性収集により、Unified Managerがリアルタイムのデータを収集できなかった期間の統計データを補完することができます。
データの継続性収集は、ONTAPバージョン8.3.1以降のソフトウェアがインストールされたクラスタでのみサポートされます。
Unified Managerは、次のイベントが発生したときに、データの継続性収集による履歴パフォーマンス データのポーリングを実行します。
Unified Managerは、過去15日間の履歴パフォーマンス データを収集します。これにより、クラスタが追加されてから数時間で2週間分の履歴パフォーマンス情報を表示できます。
さらに、該当する期間にシステム定義のしきい値のイベントが発生していた場合はそれらのイベントも報告されます。
リアルタイムのパフォーマンスのポーリングが5分間の収集期間内に完了しなかった場合、データの継続性収集サイクルが開始され、収集されなかった期間の情報が収集されます。データの継続性収集が実行されなかった場合、次の収集期間がスキップされます。
データの継続性収集サイクルは、最大24時間の履歴データを収集できます。Unified Managerが停止した状態が24時間以上続くと、UIのページにパフォーマンス データが表示されない期間が発生します。
データの継続性収集サイクルとリアルタイムのデータ収集サイクルを同時に実行することはできません。データの継続性収集サイクルが完了してからでないと、リアルタイムのパフォーマンス データ収集は開始されません。データの継続性収集で1時間以上の履歴データの収集が必要な場合は、該当するクラスタに対して[パフォーマンス]ダッシュボードの上部にバナー メッセージが表示されます。