SELinuxでNFS共有またはCIFS共有に/opt/netappまたは/opt/netapp/dataをマウントする場合の要件

SELinuxを有効にしている環境のNASデバイスまたはSANデバイスで/opt/netappまたは/opt/netapp/dataをマウントする場合は、次の点を考慮する必要があります。

タスク概要

SELinuxを有効にしている環境で、ルート ファイル システム以外の場所から/opt/netappまたは/opt/netapp/dataをマウントする場合、マウントされたディレクトリに正しいコンテキストを設定する必要があります。次の2つの手順を実行して、正しいSELinuxコンテキストを設定および確認してください。

/opt/netapp/dataをマウントしている場合のSELinuxコンテキストの設定

/opt/netapp/dataをマウントしているシステムで、SELinuxがEnforcingに設定されている場合は、/opt/netapp/dataのSELinuxコンテキスト タイプがmysqld_db_tに設定されていることを確認します。これは、データベース ファイルの場所に対応するデフォルトのコンテキスト要素です。

  1. 次のコマンドを実行してコンテキストを確認します。ls -dZ /opt/netapp/data

    出力の例を次に示します。

    drwxr-xr-x. mysql root unconfined_u:object_r:default_t:s0 /opt/netapp/data

    この出力では、コンテキストがdefault_tになっており、mysqld_db_tに変更する必要があります。

  2. のマウント方法に応じて、次の手順を実行してコンテキストを設定します /opt/netapp/data.
    1. 次のコマンドを実行してコンテキストをmysqld_db_tに設定します。semanage fcontext -a -t mysqld_db_t "/opt/netapp/data"restorecon -R -v /opt/netapp/data
    2. /opt/netapp/data/etc/fstabに設定した場合は、/etc/fstabファイルを編集する必要があります。/opt/netapp/data/マウント オプションに、次のMySQLラベルを追加します。context=system_u:object_r:mysqld_db_t:s0
    3. コンテキストを有効にするために、/opt/netapp/data/をアンマウントして再マウントします。
    4. NFSを直接マウントした場合は、次のコマンドを実行してコンテキストをmysqld_db_tに設定します。mount <nfsshare>:/<mountpoint> /opt/netapp/data -o context=system_u:object_r:mysqld_db_t:s0
  3. コンテキストが正しく設定されているかどうかを確認します。ls -dZ /opt/netapp/data/

    drwxr-xr-x. mysql root unconfined_u:object_r:mysqld_db_t:s0 /opt/netapp/data/

/opt/netappをマウントしている場合のSELinuxコンテキストの設定

/opt/netapp/data/のコンテキストを正しく設定したら、親ディレクトリ/opt/netappのSELinuxコンテキストがfile_tに設定されていないことを確認する必要があります。

  1. 次のコマンドを実行してコンテキストを確認します。ls -dZ /opt/netapp

    出力の例を次に示します。

    drwxr-xr-x. mysql root unconfined_u:object_r:file_t:s0 /opt/netapp

    この出力では、コンテキストがfile_tになっており、変更が必要です。以下のコマンドでは、コンテキストをusr_tに設定しています。コンテキストの値は、セキュリティ要件に応じてfile_t以外の任意の値に設定できます。

  2. /opt/netappのマウント方法に応じて、次の手順を実行してコンテキストを設定します。
    1. 次のコマンドを実行してコンテキストを設定します。semanage fcontext -a -t usr_t "/opt/netapp"restorecon -v /opt/netapp
    2. /opt/netapp/etc/fstabに設定した場合は、/etc/fstabファイルを編集する必要があります。/opt/netappマウント オプションに、次のMySQLラベルを追加します。context=system_u:object_r:usr_t:s0

    3. コンテキストを有効にするために、/opt/netappをアンマウントして再マウントします。
    4. NFSを直接マウントした場合は、次のコマンドを実行してコンテキストを設定します。mount <nfsshare>:/<mountpoint> /opt/netapp -o context=system_u:object_r:usr_t:s0
  3. コンテキストが正しく設定されているかどうかを確認します。ls -dZ /opt/netapp

    drwxr-xr-x. mysql root unconfined_u:object_r:usr_t:s0 /opt/netapp