[再同期]ダイアログ ボックスでは、SnapMirror関係やSnapVault関係を解除してデスティネーションが読み書き可能ボリュームになったあとに、その関係のデータを再同期できます。再同期は、必要な共通のSnapshotコピーがソース ボリュームで削除されたためにSnapMirrorやSnapVaultの更新が失敗する場合にも実行することがあります。
[再同期オプション]タブ
[再同期オプション]タブでは、再同期する保護関係の転送の優先順位と最大転送速度を設定できます。
- 転送の優先順位
- 転送を実行する優先度。[標準]または[低]を選択できます。関係のポリシーで転送の優先順位「標準」が指定されている場合、その関係は転送の優先順位「低」が指定された関係より先に実行されます。
- 最大転送速度
- ネットワークを介してクラスタ間でデータが転送されるときの最大速度を指定します。これを選択すると、ネットワーク帯域幅が指定した値に制限されます。数値を入力してから、KBps(1秒あたりのキロバイト数)、MBps(1秒あたりのメガバイト数)、GBps(1秒あたりのギガバイト数)、TBps(1秒あたりのテラバイト数)のいずれかの単位を選択できます。最大転送速度を指定しない場合は、関係間でベースライン転送が制限されません。ただし、ONTAP 8.2を実行し、かつプライマリ クラスタとセカンダリ クラスタが同じである場合は、この設定が無効になります。
[ソース Snapshot コピー]タブ
[ソース Snapshot コピー]タブには、ベースライン転送に使用されるソースSnapshotコピーに関する次の情報が表示されます。
- ソース ボリューム
- 対応するソース ボリュームの名前が表示されます。
- デスティネーション ボリューム
- 選択したデスティネーション ボリュームの名前が表示されます。
- ソース タイプ
- ボリューム タイプ(読み取り/書き込みまたはデータ保護)が表示されます。
- Snapshot コピー
- データ転送に使用されるSnapshotコピーが表示されます。[Snapshotコピー]の値をクリックすると[ソース Snapshot コピーの選択]ダイアログ ボックスが開き、確立されている保護関係のタイプと実行中の処理に応じて転送用のSnapshotコピーを選択できます。
コマンド ボタン
- 送信
- 再同期プロセスを開始して[再同期]ダイアログ ボックスを閉じます。
- キャンセル
- 選択内容をキャンセルして[再同期]ダイアログ ボックスを閉じます。