LUNのプロビジョニング

Active IQ Unified Managerに付属のプロビジョニングAPIを使用して、Storage Virtual Machine(SVM)にLUNをプロビジョニングできます。このプロビジョニング ワークフローでは、LUNを作成する前にSVM、パフォーマンス サービス レベル、およびストレージ効率化ポリシーのキーを取得する手順について詳しく説明します。

次の図は、LUNのプロビジョニング ワークフローの手順を示しています。

注: このワークフローは、ONTAPクラスタがUnified Managerに追加され、クラスタ キーが取得されていることを前提としています。また、SVMがすでにクラスタに作成されていることも前提としています。
  1. LUNを作成するSVMのSVMキーを取得します。手順については、クラスタのSVMの確認ワークフローのトピックを参照してください。
  2. 次のAPIを実行し、応答からパフォーマンス サービス レベルのキーを取得します。

    カテゴリ HTTP動詞 パス
    storage-provider GET /storage-provider/performance-service-levels
    注: system_defined入力パラメータにtrueを設定すると、システム定義のパフォーマンス サービス レベルの詳細を取得できます。出力から、LUNに適用するパフォーマンス サービス レベルのキーを取得します。
  3. 必要に応じて、次のAPIを実行し、応答からLUNに適用するストレージ効率化ポリシーのキーを取得します。
    カテゴリ HTTP動詞 パス
    storage-provider GET /storage-provider/storage-efficiency-policies
  4. 作成するLUNターゲットへのアクセスを付与するイニシエータ グループ(igroup)が作成されているかどうかを確認します。

    カテゴリ HTTP動詞 パス
    datacenter GET /datacenter/protocols/san/igroups

    /datacenter/protocols/san/igroups/{key}

    igroupがアクセス権を有するSVMをパラメータ値として入力する必要があります。また、特定のigroupを照会する場合は、入力パラメータとしてigroup名(キー)を指定します。

  5. アクセスを付与するigroupが出力に見つかった場合は、そのキーを取得します。見つからない場合はigroupを作成します。

    カテゴリ HTTP動詞 パス
    datacenter POST /datacenter/protocols/san/igroups

    作成するigroupの詳細を入力パラメータとして指定する必要があります。これは同期呼び出しであり、igroupの作成を出力で確認できます。エラーが発生した場合はメッセージが表示されるため、トラブルシューティングして API を再実行します。

  6. LUNを作成します。

    カテゴリ HTTP動詞 パス
    storage-provider POST /storage-provider/luns
    LUNを作成する場合は、取得した値を必須パラメータとして指定する必要があります。
    注: ストレージ効率化ポリシーは、LUNの作成ではオプションのパラメータです。
    cURLの例

    作成するLUNのすべての詳細を入力パラメータとして指定する必要があります。

    curl -X POST "https://<hostname>/api/storage-provider/luns" -H "accept: application/json" -H
        "Content-Type: application/json" -H "Authorization: Basic <Base64EncodedCredentials>" -d
        "{ \"name\": \"MigrationLunWithVol\", \"os_type\": \"windows\",
        \"performance_service_level\": { \"key\": \"7873dc0d-0ee5-11ea-82d7-fa163ea0eb69\" },
        \"space\": { \"size\": 1024000000 }, \"svm\": { \"key\": 
        \"333fbcfa-0ace-11ea-9d6d-00a09897cc15:type=vserver,uuid=4d462ec8-0f56-11ea-9d6d-00a09897cc15\"
        }}"

    JSON出力にジョブ オブジェクト キーが表示され、作成したLUNの検証に使用できます。

  7. ジョブの照会で返されたジョブ オブジェクト キーを使用して、LUNの作成を確認します。

    カテゴリ HTTP動詞 パス
    management-server GET

    /management-server/jobs/{key}

    応答の末尾に、作成されたLUNのキーが表示されます。

        {
          "name": "lunKey",
          "value": "key": "f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5:type=lun,uuid=71f3187e-bf19-4f34-ba34-b1736209b45a"
        }
     ],
     "_links": {
        "self": {
          "href": "/api/management-server/jobs/fa7c856d29e2b80f%3A-8d3325d%3A16e9eb5ed6d%3A-548b"
        }
     }
    }
    
  8. 返されたキーを指定して次のAPIを実行し、LUNの作成を確認します。
    カテゴリ HTTP動詞 パス
    storage-provider GET /storage-provider/luns/{key}

    JSON出力の例

    POSTメソッド/storage-provider/lunsが、各機能に必要なすべてのAPIを内部的に呼び出し、オブジェクトを作成していることがわかります。たとえば、LUNにパフォーマンス サービス レベルを割り当てる/storage-provider/performance-service-levels/ APIを呼び出しています。

    {
      "key": "f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5:type=lun,uuid=71f3187e-bf19-4f34-ba34-b1736209b45a",
      "name": "/vol/NSLM_VOL_LUN_1574753881051/LunForTesting1",
      "uuid": "71f3187e-bf19-4f34-ba34-b1736209b45a",
      "cluster": {
        "uuid": "f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5",
        "key": "f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5:type=cluster,uuid=f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5",
        "name": "sti2552-4451574693410",
        "_links": {
          "self": {
            "href": "/api/datacenter/cluster/clusters/f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5:type=cluster,uuid=f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5"
          }
        }
      },
      "svm": {
        "uuid": "7754a99c-101f-11ea-9963-00a098884af5",
        "key": "f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5:type=vserver,uuid=7754a99c-101f-11ea-9963-00a098884af5",
        "name": "Testingsvm1",
        "_links": {
          "self": {
            "href": "/api/datacenter/svm/svms/f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5:type=vserver,uuid=7754a99c-101f-11ea-9963-00a098884af5"
          }
        }
      },
      "volume": {
        "uuid": "961778bb-2be9-4b4a-b8da-57c7026e52ad",
        "key": "f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5:type=volume,uuid=961778bb-2be9-4b4a-b8da-57c7026e52ad",
        "name": "NSLM_VOL_LUN_1574753881051",
        "_links": {
          "self": {
            "href": "/api/datacenter/storage/volumes/f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5:type=volume,uuid=961778bb-2be9-4b4a-b8da-57c7026e52ad"
          }
        }
      },
      "assigned_performance_service_level": {
        "key": "861f6e4d-0c35-11ea-9d73-fa163e706bc4",
        "name": "Value",
        "peak_iops": 75,
        "expected_iops": 75,
        "_links": {
          "self": {
            "href": "/api/storage-provider/performance-service-levels/861f6e4d-0c35-11ea-9d73-fa163e706bc4"
          }
        }
      },
      "recommended_performance_service_level": {
        "key": null,
        "name": "Idle",
        "peak_iops": null,
        "expected_iops": null,
        "_links": {}
      },
      "assigned_storage_efficiency_policy": {
        "key": null,
        "name": "Unassigned",
        "_links": {}
      },
      "space": {
        "size": 1024458752
      },
      "os_type": "linux",
      "_links": {
        "self": {
          "href": "/api/storage-provider/luns/f963839f-0f95-11ea-9963-00a098884af5%3Atype%3Dlun%2Cuuid%3D71f3187e-bf19-4f34-ba34-b1736209b45a"
        }
      }
    }
    

LUNの作成またはマッピングに失敗した場合のトラブルシューティング手順

このワークフローを完了したあとも引き続きLUNの作成に失敗することがあります。LUNの作成に成功しても、LUNを作成したノードにSAN LIFまたはアクセス エンドポイントがないためにigroupとのLUNマッピングが失敗することがあります。エラーが発生した場合は、次のメッセージが表示されます。
The nodes <node_name> and <partner_node_name> have no LIFs configured with the iSCSI or FCP protocol for Vserver <server_name>.Use the access-endpoints API to create a LIF for the LUN.
このエラーを回避するには、次のトラブルシューティング手順を実行します。
  1. LUNを作成しようとしたSVMに、ISCSI/FCPプロトコルをサポートするアクセス エンドポイントを作成します。

    カテゴリ HTTP動詞 パス
    storage-provider POST /storage-provider/access-endpoints

    cURLの例

    作成するアクセス エンドポイントの詳細を、入力パラメータとして指定する必要があります。

    注: 入力パラメータに、LUNのホーム ノードを示すaddressと、ホーム ノードのパートナー ノードを示すha_addressを追加したことを確認します。この処理を実行すると、ホーム ノードとパートナー ノードの両方にアクセス エンドポイントが作成されます。
    curl -X POST "https://<hostname>/api/storage-provider/access-endpoints" -H "accept: 
        application/json" -H "Content-Type: application/json" -H "Authorization: Basic <Base64EncodedCredentials>" -d "{ \"data_protocols\": [ \"iscsi\" ], \"ip\": {
        \"address\": \"10.162.83.126\", \"ha_address\": \"10.142.83.126\", \"netmask\": 
        \"255.255.0.0\" }, \"lun\": { \"key\": 
        \"e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=lun,uuid=b8e0c1ae-0997-47c5-97d2-1677d3ec08ff\" },
        \"name\": \"aep_example\" }"      
  2. JSON出力で返されたジョブ オブジェクト キーを使用してジョブを照会し、SVMにアクセス エンドポイントを追加するジョブが正常に実行されたこと、およびSVMでiSCSI/FCPサービスが有効になっていることを確認します。
    カテゴリ HTTP動詞 パス
    management-server GET /management-server/jobs/{key}

    JSON出力の例

    出力の末尾に、作成されたアクセスエンドポイントのキーが表示されます。次 "name": "accessEndpointKey"9c964258-14ef-11ea-95e2-00a098e32c28の出力で、は LUN のホームノードにアクセスエンドポイントが作成され、キーはであることを示しています。"name": "accessEndpointHAKey" は、ホームノードのパートナーノード 9d347006-14ef-11ea-8760-00a098e3215fにアクセスエンドポイントが作成され、キーはであることを示しています。

      "job_results": [
        {
          "name": "accessEndpointKey",
          "value": "e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=network_lif,lif_uuid=9c964258-14ef-11ea-95e2-00a098e32c28"
        },
        {
          "name": "accessEndpointHAKey",
          "value": "e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=network_lif,lif_uuid=9d347006-14ef-11ea-8760-00a098e3215f"
        }
      ],
      "_links": {
        "self": {
          "href": "/api/management-server/jobs/71377eeea0b25633%3A-30a2dbfe%3A16ec620945d%3A-7f5a"
        }
      }
    }
    
  3. LUNを変更してigroupマッピングを更新します。ワークフローの変更の詳細については、ストレージ ワークロードの変更を参照してください。
    カテゴリ HTTP動詞 パス
    storage-provider PATCH /storage-provider/lun/{key}

    入力で、LUNマッピングの更新に使用するigroupキーと、LUNキーを指定します。

    cURLの例
    curl -X PATCH "https://<hostname>/api/storage-provider/luns/e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f%3Atype%3Dlun%2Cuuid%3Db8e0c1ae-0997-47c5-97d2-1677d3ec08ff" 
    -H "accept: application/json" -H "Content-Type: application/json" -H "Authorization: Basic <Base64EncodedCredentials>" -d 
    "{ \"lun_maps\": [ { \"igroup\":  
    { \"key\": \"e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=igroup,uuid=d19ec2fa-fec7-11e8-b23d-00a098e32c28\" }, 
    \"logical_unit_number\": 3 } ]}"

    JSON出力にジョブ オブジェクト キーが表示され、マッピングが成功したかどうかの検証に使用できます。

  4. LUNキーを指定して照会することで、LUNマッピングを確認します。
    カテゴリ HTTP動詞 パス
    storage-provider GET /storage-provider/luns/{key}

    JSON出力の例

    出力 d19ec2fa-fec7-11e8-b23d-00a098e32c28から、 LUN のプロビジョニング時に使用された igroup (キー)に LUN が正常にマッピングされていることがわかります。

    {
      "key": "e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=lun,uuid=b8e0c1ae-0997-47c5-97d2-1677d3ec08ff",
      "name": "/vol/NSLM_VOL_LUN_1575282642267/example_lun",
      "uuid": "b8e0c1ae-0997-47c5-97d2-1677d3ec08ff",
      "cluster": {
        "uuid": "e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f",
        "key": "e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=cluster,uuid=e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f",
        "name": "umeng-aff220-01-02",
        "_links": {
          "self": {
            "href": "/api/datacenter/cluster/clusters/e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=cluster,uuid=e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f"
          }
        }
      },
      "svm": {
        "uuid": "97f47088-fa8e-11e8-9ed9-00a098e3215f",
        "key": "e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=vserver,uuid=97f47088-fa8e-11e8-9ed9-00a098e3215f",
        "name": "NSLM12_SVM_ritu",
        "_links": {
          "self": {
            "href": "/api/datacenter/svm/svms/e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=vserver,uuid=97f47088-fa8e-11e8-9ed9-00a098e3215f"
          }
        }
      },
      "volume": {
        "uuid": "a1e09503-a478-43a0-8117-d25491840263",
        "key": "e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=volume,uuid=a1e09503-a478-43a0-8117-d25491840263",
        "name": "NSLM_VOL_LUN_1575282642267",
        "_links": {
          "self": {
            "href": "/api/datacenter/storage/volumes/e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=volume,uuid=a1e09503-a478-43a0-8117-d25491840263"
          }
        }
      },
      "lun_maps": [
        {
          "igroup": {
            "uuid": "d19ec2fa-fec7-11e8-b23d-00a098e32c28",
            "key": "e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=igroup,uuid=d19ec2fa-fec7-11e8-b23d-00a098e32c28",
            "name": "lun55_igroup",
            "_links": {
              "self": {
                "href": "/api/datacenter/protocols/san/igroups/e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f:type=igroup,uuid=d19ec2fa-fec7-11e8-b23d-00a098e32c28"
              }
            }
          },
          "logical_unit_number": 3
        }
      ],
      "assigned_performance_service_level": {
        "key": "cf2aacda-10df-11ea-bbe6-fa163e599489",
        "name": "Value",
        "peak_iops": 75,
        "expected_iops": 75,
        "_links": {
          "self": {
            "href": "/api/storage-provider/performance-service-levels/cf2aacda-10df-11ea-bbe6-fa163e599489"
          }
        }
      },
      "recommended_performance_service_level": {
        "key": null,
        "name": "Idle",
        "peak_iops": null,
        "expected_iops": null,
        "_links": {}
      },
      "assigned_storage_efficiency_policy": {
        "key": null,
        "name": "Unassigned",
        "_links": {}
      },
      "space": {
        "size": 1073741824
      },
      "os_type": "linux",
      "_links": {
        "self": {
          "href": "/api/storage-provider/luns/e4f33f90-f75f-11e8-9ed9-00a098e3215f%3Atype%3Dlun%2Cuuid%3Db8e0c1ae-0997-47c5-97d2-1677d3ec08ff"
        }
      }
    }