FPolicyの仕組み
FPolicy設定を計画して作成する前に、FPolicyの仕組みの基本について理解しておく必要があります。
FPolicyソリューションの2つの要素とは
FPolicyソリューションは2つの部分で構成されます。ONTAP FPolicyフレームワークは、クラスタでのアクティビティを管理し、外部FPolicyサーバに通知を送信します。外部FPolicyサーバは、ONTAP FPolicyから送信された通知を処理します。
同期通知および非同期通知とは
FPolicyでは、FPolicyインターフェイスを介して外部FPolicyサーバに通知を送信します。通知の送信方法には同期モードと非同期モードの2種類があり、 通知モードによって、FPolicyサーバへの通知送信後のONTAPの動作が決まります。
FPolicyの実装でクラスタ コンポーネントが果たす役割
FPolicyの実装においては、クラスタ、それに含まれる
Storage Virtual Machine(SVM)
、およびデータLIFのそれぞれに役割があります。
FPolicyと外部FPolicyサーバの連携
Storage Virtual Machine(SVM)
でFPolicyを設定して有効にすると、
SVM
に含まれているすべてのノードでFPolicyが実行されるようになります。FPolicyは、外部FPolicyサーバ(FPolicyサーバ)との接続の確立と維持、通知の処理、およびFPolicyサーバとやり取りする通知メッセージの管理を行います。
ノードと外部FPolicyサーバの間の通信プロセス
FPolicy設定を適切に計画するには、ノードと外部FPolicyサーバの間の通信プロセスについて理解しておく必要があります。
SVMネームスペースにおけるFPolicyサービスの仕組み
ONTAPは、統合
Storage Virtual Machine(SVM)
ネームスペースを提供します。ジャンクションによってクラスタ全体のボリュームを統合し、単一の論理ファイルシステムを実現します。FPolicyサーバはネームスペース トポロジを認識し、ネームスペース全体にFPolicyサービスを提供します。
親トピック:
SVMでのFPolicyによるファイルの監視と管理