アグリゲートの管理
関連付けられたボリュームにストレージを提供できるようにアグリゲートの作成と管理を行います。
ディスクのRAID保護レベル
ONTAPでは、アグリゲートに対して3つのレベルのRAID保護をサポートしています。RAID保護のレベルに応じて、ディスク障害が発生したときにデータ リカバリに利用できるパリティ ディスクの数が異なります。
アグリゲートに必要なディスクまたはディスク パーティションの数を確認する方法
アグリゲートには、システムとビジネスの要件を満たす十分な数のディスクまたはディスク パーティションが必要になります。また、データ損失の可能性を最小限に抑えるために、推奨される数のホット スペア ディスクまたはホット スペア ディスク パーティションも用意する必要があります。
ミスアライメントのあるスペア パーティションの修正
パーティショニングされたディスクをアグリゲートに追加する場合は、各ノードについて、使用可能なルート パーティションとデータ パーティションの両方を含むディスクをスペアとして残しておく必要があります。スペア ディスクがない状態でノードが停止すると、ONTAPはスペア データ パーティションにコアをダンプできません。
アグリゲートのドライブとRAIDグループの情報の確認
一部のアグリゲート管理作業を行うには、アグリゲートを構成するドライブのタイプ、サイズ、チェックサム、ステータス、ドライブを他のアグリゲートと共有するかどうか、およびRAIDグループのサイズと構成を確認しておく必要があります。
HAペアでのアグリゲートの所有権の切り替え
HAペア
のノード間で、アグリゲートからのデータ提供を中断せずに、アグリゲートの所有権を切り替えることができます。
SVMへのアグリゲートの割り当て
Storage Virtual Machine(SVM、旧Vserver )
に1つ以上のアグリゲートを割り当てた場合、その
SVM
のボリュームはそれらのアグリゲートにのみ含めることができます。
SVM
へのアグリゲートの割り当ては、マルチテナンシー環境やInfinite Volumeを使用する環境で特に重要になります。
アグリゲート内のスペースの使用量を確認する方法
aggregate show-space
コマンドを使用して、1つまたは複数のアグリゲート内のすべてのボリュームによるスペース使用量を確認することができます。この情報から包含アグリゲートのスペースを最も使用しているボリュームを確認すると、空きスペースを増やすための対処方法を講じる際に役立ちます。
アグリゲートに配置するボリュームの確認
アグリゲートで処理(アグリゲートの再配置やオフライン化など)を実行する前に、アグリゲートに配置するFlexVolまたはInfinite Volumeコンスティチュエントを確認しなければならない場合があります。
ボリュームのアグリゲートでのスペース使用量を確認および制御する方法
アグリゲートのスペースを最も使用しているのはどのFlexVolか、また具体的にボリュームのどの機能が最も使用しているのかを確認することができます。ボリュームによる占有量(包含アグリゲートでのスペース使用量)に関する情報を確認するには、
volume show-footprint
コマンドを使用します。
アグリゲート内のスペースを確保する方法
アグリゲートの空きスペースがなくなると、データが失われたり、ボリュームのギャランティが無効になるなど、さまざまな問題が発生することがあります。アグリゲートのスペースを増やす方法はいくつかあります。
アグリゲートの管理用コマンド
storage aggregate
コマンドを使用して、アグリゲートを管理します。