オンライン移行ワークフローは、移行プロセスの実行フェーズで実行されます。次のオンライン ワークフローの図は、ホスト、ファブリック、デスティネーション ストレージ、ソース ストレージで実行されるタスクを示しています。

オンライン ワークフローのタスクを次の表に示します。
コンポーネント |
タスク |
ホスト |
- すべてのファイルシステムがマウントされたこと、すべてのLUNパスとアプリケーションが使用可能であることを確認します。
- オプション:インポートする対象がESXのLUNの場合は、付録A「ESX CAW / ATSの修正」の手順を確認して指示に従います。
- ホストを準備してシャットダウンします。
- デスティネーションLUNのホストの電源をオンにします。
- 新しいSANブートLUNを使用するようにHBAを設定します(SANブートのみ)。
- サードパーティのMPIOをアンインストールします。
- ネットアップ ホスト ソフトウェアをインストールし、マルチパスを設定します。
- SANブートLUNへのすべてのパスが正常であることを確認します(SANブートのみ)。
- 新しいデバイスを反映するようにシステム ファイルと構成を更新します。
- すべてのLUNへのすべてのパスが正常であることを確認します。
- すべてのサービスを再度有効にしてホストをリブートします(ホストが稼働状態に戻ったこと、すべてのファイルシステムがマウントされたこと、すべてのサービスが開始されたことを確認します)。
- 新しいSANブートLUNへの2番目のパスでHBAを設定します(SANブートのみ)。
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ファブリック |
- ホストとソース ストレージのゾーニングを解除します。
- ホストからデスティネーション ストレージへのゾーンを作成します。
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デスティネーション ストレージ |
- ソース アレイと新しいLUNを検出します。
- ソースLUNを外部としてマークします。
- 外部LUNを使用してデスティネーションLUNを作成します。
- ホスト イニシエータのigroupを作成し、デスティネーションLUNをigroupにマッピングします。
- デスティネーションLUNをオフラインにします。
- ソース アレイのLUNマスキング(igroup)からホストを削除します。
- インポート関係を作成し、インポート ジョブを開始します。
- 前述のホストの手順4を実行します(ホストを新しいLUNの場所に再マッピングします)。
- 接続を単一のパスに制限します(SANブートのみ)。
- SANブートLUNをホストに割り当てます(SANブートのみ)。この時点ではデータLUNは割り当てません。
- デスティネーションSANブートLUNのロールバック用にSnapshotコピーを定期的に作成します(SANブートのみ)。
- SANブートLUNへのすべてのパスを有効にします(SANブートのみ)。
- デスティネーションLUNをオンラインにします。
- デスティネーションLUNのロールバック用にSnapshotコピーを作成します。
- インポート関係を開始します(ソースLUNからデスティネーションLUNへのデータ コピーを開始します)。
- 検証ジョブを作成し、インポート関係を停止します(オプション)。
- インポート関係を削除します。
- 外部LUN属性をfalseに設定します。
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ソース ストレージ |
- ソースLUNをデスティネーション ストレージに割り当てます。
- ソースLUNのホストへのマッピングを解除します。
- デスティネーションLUNのロールバック用にSnapshotコピーを作成します。
- デスティネーション ストレージに割り当てられているソースLUNを削除します。
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