アップグレード中のサービスとプロトコルに関する考慮事項

一般的に、NFSv3、FC、iSCSIなどのステートレス プロトコルに基づくサービスは、CIFS、NDMPなどのセッション指向プロトコルに比べ、アップグレード実行中のサービスの中断の影響を受けません。

アップグレードの実行中、新しいソフトウェアをロードするには、(HA構成のテイクオーバーおよびギブバックを開始して)クラスタ内の各ノードをリブートする必要があります。通常、ステートレス プロトコルに基づくサービスは、無停止アップグレード中も継続的に使用できます。

ステートレス プロトコルには通常、タイムアウト処理が含まれています。たとえば、タイムアウト時間内に、送信したメッセージに対する確認応答が得られない場合、転送エラーとみなされます。クラスタでは、クライアントのタイムアウト時間がクラスタでの中断時間(リブートまたはHA構成のギブバックの所要時間など)より長い場合、クライアントはクラスタ サービスの中断を認識しません。

セッション指向プロトコルには、サービスを中断から保護するタイムアウトの概念がありません。セッション指向のクラスタ サービスが中断されると、進行中の処理に関する状態情報が失われるので、ユーザは処理を再開する必要があります。