MetroCluster環境の準備
MetroCluster環境を準備するにあたっては、MetroClusterのハードウェア アーキテクチャおよび必要なコンポーネントについて理解しておく必要があります。
ONTAPの各MetroCluster構成の相違点
MetroCluster構成のタイプごとに、必要なコンポーネントが異なります。
ONTAPメディエーターまたはMetroCluster Tiebreakerを使用する場合の考慮事項
ONTAP 9.7以降では、MetroCluster IP構成でONTAP Mediator-Assisted Automatic Unplanned Switchover(MAUSO;メディエーター アシスト自動計画外スイッチオーバー)を使用するか、MetroCluster Tiebreakerソフトウェアを使用できます。MetroCluster IP構成で使用できるサービスは、2つのうちの1つだけです。
MetroCluster IP構成に関する考慮事項
MetroCluster IP構成でMetroClusterのIPアドレスとインターフェイスがどのように実装されるかを確認し、関連する要件についても理解しておく必要があります。
自動ドライブ割り当ておよびADPシステムに関する考慮事項(ONTAP 9.4以降)
ONTAP 9.4以降のMetroCluster IP構成では、ADP(アドバンスト ドライブ パーティショニング)を使用したAFFシステムの新規設置がサポートされます。ほとんどの構成では、パーティショニングとディスク割り当てはMetroClusterサイトの初期設定時に自動的に実行されます。
クラスタ ピアの設定に関する考慮事項
各MetroClusterサイトは、パートナー サイトのピアとして設定されます。 ここでは、ピア関係を設定し、それらの関係に共有ポートと専用ポートのどちらを使用するかを判断する際に理解しておく必要がある前提条件とガイドラインを示します。
プライベート レイヤ2ネットワークの共有に関する考慮事項
ONTAP 9.6以降では、サポート対象のCiscoスイッチを使用したMetroCluster IP構成で、専用のMetroCluster ISLを使用する代わりに、既存のネットワークをISLに共有することができます。それよりも前のバージョンのONTAPでは専用のISLが必要です。
MetroCluster準拠スイッチの使用に関する考慮事項
ネットアップが提供するMetroCluster IPスイッチは、ネットアップで検証済みです。ONTAP 9.7以降では、ネットアップの仕様に準拠していれば、ネットアップで検証されていないスイッチでもMetroCluster IP構成でサポートされます。
MetroCluster IP構成でTDM / xWDMおよび暗号化機器を使用する場合の考慮事項
MetroCluster IP構成で多重化機器を使用する場合は、一定の考慮事項に注意する必要があります。
工場出荷状態の新しいMetroClusterシステムの事前設定
新しく購入したMetroClusterノードには、ルート アグリゲートが事前に設定されています。ハードウェアとソフトウェアのその他の設定は、このガイドで説明する詳細な手順に従って実施します。