MetroCluster構成を計画するときは、構成のコンポーネントとそれらの連携について理解しておく必要があります。
MetroCluster構成には、中核をなす次のハードウェアが含まれます。
ストレージ コントローラはストレージには直接接続されず、FC-to-SASブリッジに接続されます。ストレージ コントローラは、それぞれのFC-VIアダプタどうしをFCケーブルで接続することで相互に接続されます。
各ストレージ コントローラは、パートナー サイトにあるストレージ コントローラのDRパートナーとして構成されます。
FC-to-SASブリッジは、コントローラ上のFCイニシエータ ポートにSASストレージ スタックを接続して、2つのプロトコル間のブリッジの役割を果たします。
クラスタ ピアリング ネットワークを経由して、Storage Virtual Machine(SVM)の設定がミラーされます。一方のクラスタのすべてのSVMの設定が、パートナー クラスタにミラーされます。
次の図は、MetroCluster構成を単純化したものです。一部の接続に関しては、コンポーネント間の複数の冗長接続を1本の線で表しています。データおよび管理ネットワークの接続は含まれていません。
複数のストレージ スタックもサポートされますが、図では各サイトに1つの構成を示しています。