スイッチオーバーに向けたシステムの事前チェック

-simulateオプションを使用して、スイッチオーバー処理の結果を前もって確認できます。これにより、処理を開始する前に、処理が成功するために必要なほとんどの前提条件が満たされていることを確認できます。

手順

  1. 権限レベルをadvancedに設定します。set -privilege advanced
  2. スイッチオーバー処理をシミュレートします。metrocluster switchover -simulate
  3. 出力をチェックします。
    出力には、スイッチオーバー処理を阻止する拒否の有無が示されます。MetroCluster処理を実行するたびに、処理が成功するための一連の条件を確認する必要があります。拒否は、1つ以上の条件が満たされていない場合に処理を禁止するメカニズムです。ソフトな拒否とハードな拒否の2種類があります。ソフトな拒否は無視できますが、ハードな拒否は無視できません。たとえば、4ノードMetroCluster構成でネゴシエート スイッチオーバーを実行する場合、条件の1つとしてすべてのノードが正常に稼働していることがあります。たとえば、1つのノードが停止し、HAパートナーにテイクオーバーされたとします。すべてのノードが正常に稼働している必要があるという条件はハードな条件であるため、スイッチオーバー処理にはハードな拒否が適用されます。ハードな拒否は無視できません。
    注意: ソフトな拒否も無視しないことを推奨します。

例:検証結果

次の例は、スイッチオーバー処理のシミュレーションで発生したエラーを示しています。

cluster4::*> metrocluster switchover -simulate                                                          

[Job 126] Preparing the cluster for the switchover operation...                
[Job 126] Job failed: Failed to prepare the cluster for the switchover
operation. Use the "metrocluster operation show" command to view detailed error
information. Resolve the errors, then try the command again.

注: 障害が発生したすべてのディスクを交換するまで、ネゴシエート スイッチオーバーとスイッチバックは失敗します。障害が発生したディスクを交換したあと、ディザスタ リカバリを実行できます。障害が発生したディスクに関する警告を無視するには、ネゴシエート スイッチオーバーとスイッチバックにソフトな拒否を追加します。