LUNの作成にはLUN作成ウィザードを使用します。このウィザードでは、igroupを作成し、作成したigroupにLUNをマッピングします。これにより、指定したホストからLUNにアクセスできるようになります。
開始する前に
- LUNを格納できるだけの十分な空きスペースがあるアグリゲートが必要です。
- Storage Virtual Machine(SVM)でiSCSIプロトコルを有効にし、適切な論理インターフェイス(LIF)を作成しておく必要があります。
- ホストのiSCSIイニシエータ ノード名を記録しておく必要があります。
ホストからLUNへのパスの数を制限するために、LUNはigroupの一部のイニシエータにマッピングされます。
- ONTAPでは、デフォルトで選択的LUNマップ(SLM)を使用して、LUNを所有するノードとそのハイアベイラビリティ(HA)パートナーのパス経由でのみLUNにアクセスできるようにします。
- LUNがクラスタ内の別のノードに移動された場合でもLUNを使用できるように、すべてのノードですべてのiSCSI LIFを設定する必要があります。
- ボリュームまたはLUNを移動する場合は、移動する前にSLMのレポート ノード リストを変更する必要があります。
タスク概要
組織の命名規則がある場合、LUNやボリュームなどの名前はその規則に従ってください。命名規則がない場合は、デフォルトの名前を使用してください。
手順
- [LUN]ウィンドウに移動します。
-
をクリックします。
- [Browse]をクリックし、LUNを作成するSVMを選択します。
LUN作成ウィザードが表示されます。
- [General Properties]ページで、LUNタイプを選択します。Linuxホストで直接使用するLUNの場合は[Linux]を選択します。
[Thin Provisioned]チェック ボックスはオフのままにします。
![[Thin Provisioned]チェック ボックスを選択していないダイアログ ボックスの図。](GUID-19615766-1AD1-4327-9F59-D39E2F2F9D54-low.gif)
- [LUN Container]ページで、既存のFlexVolを選択します。
ボリュームに十分なスペースがあることを確認する必要があります。既存のボリュームに十分なスペースがない場合は、新しいボリュームを作成できます。
- [Initiators Mapping]ページで、[Add Initiator Group]をクリックし、[General]タブで必要な情報を入力します。さらに、[Initiators]タブで、記録しておいたホストのiSCSIイニシエータ ノード名を入力します。
- 詳細を確認し、[Finish]をクリックしてウィザードを完了します。