Infinite VolumeのSnapshotコピーをリストアしてクライアントから完全にアクセスできるのは、Snapshotコピーが有効な状態のときだけです。
Infinite VolumeのSnapshotコピーは、複数のアグリゲートの複数の構成要素の情報で構成されます。Snapshotコピーは、オフラインの構成要素がある場合には作成できません。Snapshotコピーの作成後に、構成要素が削除されたり、オフラインになったりする場合があります。Infinite VolumeのSnapshotコピーが参照している構成要素がオフラインになったり削除されたりすると、クライアントがSnapshotコピーの一部にアクセスできなくなったり、リストアできなくなったりすることがあります。
次の表に、Infinite VolumeのSnapshotコピーを利用できるかどうかについて、状態ごとに示します。
状態 | 説明 | Snapshotコピーへのクライアント アクセス | リストアへの影響 |
---|---|---|---|
有効 | 完全な状態のコピーです。 | クライアントから完全にアクセスできる | リストアできる |
部分的 | データがないか不完全な状態です。 | クライアントから部分的にアクセスできる | テクニカル サポートに連絡しないとリストアできない |
無効 | ネームスペース情報がないか不完全な状態です。 | クライアントからアクセスできない | リストアできない |
Snapshotコピーの有効性は、Infinite Volumeの状態とは直接関連しません。Infinite Volumeがオフラインの状態でも有効なSnapshotコピーを保持できるかどうかは、Infinite Volumeがいつオフラインになったかではなく、Snapshotコピーがいつ作成されたかによって決まります。たとえば、有効なSnapshotコピーがすでにある状態で新しい構成要素を作成するとします。新しい構成要素はオフラインのため、Infinite Volumeもオフライン状態になります。ただし、Snapshotコピーは、既存の有効な構成要素を参照しているため、有効なままです。既存のSnapshotコピーは、新しいオフラインの構成要素を参照しません。