ミラー関係
System Manager
を使用して、ミラー ポリシーに基づいてミラー関係を作成および管理できます。
詳細情報
デスティネーションSVMからのミラー関係の作成
System Manager
を使用して、ミラー関係をデスティネーション
Storage Virtual Machine(SVM)
から作成し、ポリシーとスケジュールをそのミラー関係に割り当てることができます。ミラー コピーを作成しておけば、ソース ボリュームのデータが破損した場合や失われた場合でも、データをすぐに使用することができます。
ミラー関係の削除
ミラー関係を削除して、ボリュームのソースとデスティネーションの間のミラー関係を完全に終了できます。ミラー関係を削除すると、ソース ボリュームのベースSnapshotコピーが削除されます。
ミラー関係の編集
System Manager
を使用して、クラスタの既存のポリシーまたはスケジュールを選択するか、新しいポリシーまたはスケジュールを作成して、ミラー関係を編集することができます。ただし、既存のポリシーやスケジュールのパラメータを編集することはできません。
ミラー関係の初期化
ミラー関係を初めて使う場合は、関係を初期化する必要があります。関係を初期化すると、ソース ボリュームからデスティネーションへの全データのベースライン転送が実行されます。
System Manager
を使用して、作成時に初期化していないミラー関係を初期化することができます。
ミラー関係の更新
スケジュールされていないデスティネーションのミラー更新を開始できます。 予定された停電、スケジュールされた保守、またはデータ移行によるデータ損失を防ぐために、手動更新が必要になる場合があります。
ミラー関係の休止
System Manager
を使用して、Snapshotコピーを作成する前にミラー デスティネーションを休止して、安定した状態にします。休止処理を実行すると、アクティブなミラー転送が完了したあと、ミラーリング関係の以降の転送が実行されなくなります。
ミラー関係の再開
休止していたミラー関係を再開することができます。関係を再開すると、ミラー デスティネーションへの通常のデータ転送が再開され、ミラー処理もすべて再開されます。
SnapMirror関係の解除
ミラー ソースを使用できなくなり、クライアント アプリケーションからミラー デスティネーションのデータにアクセスできるようにする場合は、ミラー関係を解除する必要があります。ミラー関係を解除すると、デスティネーション ボリュームのタイプがDPからRWに変わります。
ミラー関係の再同期
以前に解除したミラー関係を再確立できます。再同期操作を実行して、災害によってソース ボリュームが機能しなくなった状態からリカバリできます。Infinite Volumeの場合、再同期操作を実行すると、ボリュームとそのコンスティチュエントがリカバリされます。
ミラー関係の逆再同期
System Manager
を使用して、以前に解除したミラー関係を再確立できます。逆再同期操作を実行すると、ソースとデスティネーションの機能が入れ替わります。
ミラー転送の中止
データ転送が完了する前に、ボリュームのレプリケーション操作を中止できます。スケジュールされた更新、手動更新、または最初のデータ転送を中止できます。
ミラー関係のボリュームのリストア
バージョンに依存しないミラー関係の場合、ソース データが破損して使用できなくなった場合は、
System Manager
を使用して、ソースまたはその他のボリュームにSnapshotコピーをリストアできます。元のデータをデスティネーション ボリュームのSnapshotコピーで置き換えることができます。
ミラー関係のコンポーネント
ミラー関係の最も単純な構成では、ソース ボリュームとデスティネーション ボリュームの間でミラー関係を作成し、Snapshotコピーを使用してデスティネーション ボリュームにデータをレプリケートします。
SnapMirrorの動作
データを保護するクラスタ内のデスティネーションに対するデータ保護ミラー関係を作成することができます。また、災害に対する保護を強化するために、別の場所にある異なるクラスタ内のデスティネーションに対するミラー関係も作成できます。
データ保護ミラー コピーの用途
データ保護ミラー コピーを作成すると、アーカイブ用のデータのバックアップ、障害発生時のデータのリカバリ、さまざまなサイトへのデータの分散などに対応できます。
Infinite Volumeでのミラーリング テクノロジを使用したディザスタ リカバリの実現
ストレージに格納されたデータは、ハードウェア障害や自然災害といった災害の影響を大きく受けます。Infinite Volumeでミラーリング テクノロジを使用することにより同一のセカンダリ データセットを作成できるため、プライマリ データセットに問題が発生した場合にプライマリ データセットと置き換えることができます。
親トピック:
データ保護の管理