iSCSIプロトコル
System Manager
を使用して、iSCSIプロトコルを設定できます。これにより、TCP / IPでSCSIプロトコルを使用してブロック データをホストに転送できます。
詳細情報
iSCSIエイリアスの作成
iSCSIエイリアスは、ユーザ インターフェイスでiSCSIターゲット デバイス(この場合はストレージ システム)を識別しやすくするために、そのターゲット デバイスに割り当てるわかりやすい識別子です。
System Manager
を使用して、iSCSIエイリアスを作成できます。
ストレージ システム インターフェイスでのiSCSIサービスの有効化と無効化
System Manager
を使用してネットワーク インターフェイスを有効または無効にすることで、iSCSI通信に使用するネットワーク インターフェイスを制御できます。iSCSIサービスが有効な場合、iSCSIの接続と要求は、iSCSIに対して有効になっているネットワーク インターフェイス上で許可されますが、無効になっているインターフェイス上では許可されません。
iSCSIイニシエータに対するセキュリティ方式の追加
System Manager
を使用して、イニシエータを追加し、イニシエータの認証に使用されるセキュリティ方式を指定できます。
デフォルト セキュリティ設定の編集
System Manager
の
[デフォルト セキュリティの編集]
ダイアログ ボックスを使用して、ストレージ システムに接続されているiSCSIイニシエータのデフォルト セキュリティ設定を編集できます。
イニシエータ セキュリティの編集
イニシエータに対して設定されるセキュリティ形式によって、iSCSI接続のログインでそのイニシエータに対して実行される認証方法が決まります。
System Manager
を使用して選択したiSCSIイニシエータのセキュリティ形式を変更することで、そのイニシエータの認証方式を変更することができます。
iSCSIイニシエータのデフォルトの認証方式の変更
System Manager
を使用して、特定の認証方式が設定されていないiSCSIイニシエータに対して使用されるデフォルトの認証方式を変更できます。
iSCSIイニシエータに対するデフォルト セキュリティの設定
System Manager
を使用して、イニシエータの認証設定を削除し、イニシエータの認証にデフォルトのセキュリティ方法を使用できます。
iSCSIサービスの開始と停止
System Manager
を使用して、ストレージ システムでiSCSIサービスを開始または停止できます。
イニシエータ セキュリティ情報の表示
System Manager
を使用して、デフォルトの認証情報、およびイニシエータ固有のすべての認証情報を表示できます。
iSCSIとは
iSCSIプロトコルは、ストレージ システムでライセンス供与されるサービスです。TCP / IP上でSCSIプロトコルを使用し、ブロック データをホストに転送できます。iSCSIプロトコル標準は、RFC 3270で定義されています。
iSCSIノードとは
iSCSIネットワークには、ターゲットとイニシエータという2種類のノードがあります。ターゲットはストレージ システムで、イニシエータはホストです。スイッチ、ルータ、およびポートは単なるTCP / IPデバイスで、iSCSIノードではありません。
イニシエータ セキュリティ
次のいずれかの認証方法を選択できます。
CHAP認証とは
Challenge Handshake Authentication Protocol(CHAP)により、iSCSIイニシエータとターゲットの間で認証に基づいたやり取りが可能になります。CHAP認証を使用する場合は、イニシエータとストレージ システムの両方で、CHAPユーザ名およびパスワードを定義します。
[iSCSI]ウィンドウ
[iSCSI]
ウィンドウ
では、iSCSIサービスの開始と停止、ストレージ システムのiSCSIノード名の変更、およびストレージ システムのiSCSIエイリアスの作成と変更を行うことができます。また、ストレージ システムに接続されているiSCSIイニシエータのイニシエータ セキュリティ設定の追加や変更も実行できます。
親トピック:
論理ストレージの管理